仮面に秘めた涙 (ランダムハウス講談社 ヘ 7-1)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103265

作品紹介・あらすじ

父親の意に背き、社交界からも屋敷からも追い出された伯爵令嬢チェスは、同じく家を出た姉と甥を守るため少年に扮して強盗を働いていた。ある日彼女は、貴族で陸軍大尉のシンの馬車を襲うが、一時帰還し、退屈な日々を送っていた彼は、少年が女だと気づきながらも騙されたふりをし、その状況を面白がっていた。しかし、彼女が社交界を賑わす悪名高きレディだという事を知ってしまい…。5作品でRITA賞受賞の作家、初邦訳。

感想・レビュー・書評

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  • ヒロインの行動が、わざわざ面倒ごとを起こす行動をしていて呆れてしまった。姉の恋人に会うためにヒーローとそこへ向かっていて他の人にばれてはいけないのに、着いてきたり、パーティでは兄がいるにも関わらず部屋から出て行ったり。そこで呆れて読むのをやめてしまった。

  • 病で隊を離れていた大尉シンリック。外出先で追い剥ぎにあう。相手が少年に変装した女性だと気づくが、姉を守ろうと懸命な様子に冒険心を駆り立てられた。前半は、男らしく虚勢をはるチェスティティと、お調子者なシンのやりとりが楽しい。女装しちゃうヒーローって!後半はチェスティティを不幸のドン底に貶めた伯爵の父(下衆の極み!!)の暴挙に胸糞悪くなる。が、シンの長兄、侯爵ロスガー登場で、一気にド派手な演出のラストへ!無敵のロスガーにいいトコ奪われた感のシンだけど、初志貫徹、有言実行の頼もしく、愉快なシンがとっても良かった!
    最後はシンの兄妹愛も絡めてあったのも良かったです!

  • body

    父親の意に逆らい、醜聞にまみれ、社交界からも屋敷からも追い出された伯爵令嬢チェスは、婚家を出た姉と生まれたばかりの甥を守るため少年に扮して強盗を働いていた。
    彼女はある日、貴族で陸軍大尉のシンの乗る馬車を襲う。
    病のため一時帰還し退屈な日々を過ごしていた彼は“少年”が女だときづきながらも騙されたふりをしてその状況を楽しんでいた。
    しかし、彼女が社交界を賑わす悪名高いレディだと知ってしまい、尚且つ彼女の家族、ひいては国をも揺るがす事態に巻き込まれてしまい―

    リタ賞を何回も受賞してる作家さんというので期待して読みましたが…
    ヒロインがあまりに酷い目にあうので辛かった…
    そういう時代にしてもヒロインに対する父親の仕打ちは酷すぎるわ-と。
    それがヒーロー兄弟姉の迎え入れの暖かさを引き立たせてるのかな-
    一方、ヒロイン兄姉は見えてないし、頼りにならない…どころかヒロイン頼りだし。上手く行ったから良かったけど、ヒロインも無謀すぎるし。
    チェスとシンの出会いや初期の2人きりの、からかわれてるシーンは面白かった。
    私が作中でいちばん興味深かったのはヒーローの長兄でした。
    でも長兄が主人公の話は未入手(というか翻訳されてない?)なんだよね…残念。

  • マローレン末っ子軍人 × 男装女子

    もう、盛りだくさん。
    そろそろクライマックスかと思いきや、まだ半分も読んでない!?
    それでも飽きさせず、色々巻き込んで(最後には国王まで!)の大円団はなかなかの見もの。
    途中からヒーローのお兄ちゃんの存在感がすご過ぎて、ヒーロー霞む。

    他のマローレン家のお話も読んでみたい。

  • 後半、ヒーローの長兄ロスガーが出てきたあたりから、ぜーんぶ彼に持っていかれちゃいました。
    あーあ、シン立場なし(笑)
    虐待描写は気分が悪くなりました。ホットシーンも多い・・・。
    始めの設定から「汚れた顔の天使」を思い出しましたが、話はあちらのほうが上品にまとまっていて好きかも。

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