料理教室の探偵たち ダイエット・クラブ3 (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
3.29
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本棚登録 : 98
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103593

作品紹介・あらすじ

ダイエットの息抜きになればと、料理教室へ通いはじめた"デブ・ファイブ"のメンバー。美味しいメキシコ料理の数々に、ご機嫌で舌鼓をうっていたのもつかの間。メンバーの一人、ルーシーの心変わりで仲良し五人組の固い結束にひびが…。そんななか、料理教室の生徒が洞窟で殺される事件が起こり、教室は捜査会議の場へと様変わり。はたして"デブ・ファイブ"は解散の危機を乗り越え、無事に事件を解決できるのか。

感想・レビュー・書評

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  • ダイエット・クラブのシリーズ3作目。
    前に読んだんですが、登録を忘れてたようなので。

    ジェイムズ・ヘンリーは故郷の町へ戻って、気難しい父と二人暮らし。
    図書館長となっています。
    気の合う5人の仲間とダイエットにいい夕食を取る会を始め、少しは成果も上がってきました。
    今回は、気分転換に料理教室に通うことにした5人。
    料理長のカミラの料理は、スパイシーでとても美味しいスペイン、メキシコ料理。‥おいしすぎて、痩せるには不向きかも?

    5人の中のルーシーと付き合っていたジェイムズですが、どうもうまく噛み合わない。
    今回はさらに距離が開いてしまいますが‥
    料理教室の生徒が事件に遭い、教室は捜査会議の場に。

    新顔の女性登場で、にぎやかに。
    図書館の気持ちのいい双子青年にも春が‥?
    ジェイムズの偏屈な父親にも、意外にお似合いなお相手が!

    かわいい表紙イラストの雰囲気も嘘ではない、基本は楽しく読めるシリーズです。
    ルーシーのことはいぜんから必ずしも良く書かれていなかったので、謎に思っていましたが、こうなる予定だったから?
    さて、今後の展開は‥?というところで、次巻へ☆

  • ダイエットサパークラブシリーズ3弾。
    ダイエットはそこそこ進んでいるものの、たまには贅沢をということで、料理教室に通い始めたメンバーたち。ただ、ルーシーとジェイムズの中に不協和音が響き、ルーシーがメンバーたちと若干距離を置き始める。そんな中、リンディに頼まれたルーシー以外のメンバーは高校の課外授業に付き添うことになり、そこでまた殺人事件に巻き込まれることになる。被害者は同じ料理教室に通う双子の姉妹の片割れ、獣医のパーカーだった。
    今回のキーパーソンはパーカーの友人でもある新聞記者のマーフィー。
    〈デブ・ファイブ〉のメンバーではないものの、いろいろな意味でメンバーたち以上に存在感が増す。
    推理がメインディッシュというより、メインはジェイムズを中心としたいろいろな人間関係、もしくは料理で、推理部分の存在感はデザートか。

  • 20110707
    美味しいスペイン料理がたくさんでてきて楽しい!
    魅力的な脇役の料理長カミラが出てきて、また素敵な。
    しかしジェイムズの恋愛話が盛り上がり、それが特に事件と関係することもなく、なんか事件がかすんでしまった。笑
    事件自体はちょっと後味の悪い感じでしたね。
    被害者になんの非もないところが寂しい。
    恋人に裏切られちゃうし、元気だしてね、って思う。


    ホットチョコレート用クレーターっていうコップが
    非常に印象的でインパクトがありました。

  • デブ・ファイブのメンバーの人間関係に変化が!もちろん一番気になるのはジェイムズとルーシーの恋の行方。ルーシーが保安官代理になるための努力には私も応援したいところだし、ダイエットに励む彼女は偉いと思うけど、なんか、そのためにメンバーとぎくしゃくするのはイヤだなぁ。で、目を見張るような美人の双子姉妹と、「お土産つき料理教室」の先生・カミラが新たな登場人物としてデブ・ファイブのメンバーとあれこれ・・。カミラのとてもざっくばらんな口調と彼女の作る料理がとてもいい。(*^_^*) そして、なんと、カミラがジェイムズのお父さんと仲良くなりそうな気配で、そこもとっても素敵。ネタばれです。事件そのものの背景は、種明かしをされてしまえば、ちょっとご都合主義かなぁ、という気もしたけど、読みながら、お腹がいっぱいになるような温かい気持ちにさせてもらえたから、まぁ、いっか。(*^_^*)4が楽しみです。ジェイムズとルーシーはホントのホントで・・・??

  • ローカーボ・ダイエットと定期的なエクササイズでかなり体重を落とした〈デブ・ファイブ〉のメンバー達。
    しかし延々と続くダイエットに飽きもきていて…息抜きとしてみんなで料理教室へ通うことに。
    そんな中、料理教室の生徒が洞窟内で殺される事件が起こり―
    〈デブ・ファイブ〉の友情、各々の夢、恋愛事情にも大きな変化が…?
    シリーズ第3!弾

    本当にジェイムズのラブ関係が意外も意外な方向に進んでビックリ
    でもマーフィーのが性格良いと思うよ!
    ルーシーは…車がゴミだらけとか、思わせぶりな態度とか、ちょっと好きじゃない感じだったけど…今作は輪をかけて!夢の保安官代理に向けて努力する姿には感心したケド、自己中すぎる…
    やっぱり脇役が素敵~料理教室の料理長カミラが前向きで、皆を盛り上げるチャキチャキ姐さんって感じで!
    作る料理もメキシコ・スペインのスパイシーで美味しそうなものがズラリ
    宝くじのエピソードとか、町の人々の優しさも温かくて

    今回は被害者が何の落ち度もないのが…
    キンズリーは未遂で済んで良かったけど…立ち直れると良いな。
    犯人は相変わらず同情も出来ないし。
    それ相応の報いは受けてるけど‐

    このシリーズ、今翻訳されているのはここまで。
    次が楽しみだな~

  • ダイエット・クラブ・シリーズの三作目。なにがうれしいって、一作目でどん底だった主人公ジェイムズがどんどんどんどんいい方向に向かっていること。意地悪なひきこもり老人だったお父さんがずっとずっとよくなってきたのもうれしい。すべてまわりの人の力。まあミステリなので殺人事件が起きるわけだけど、とにかく善人が多くて、人を救うのは人なんだな、なーんてことを思ったり。ほっとする。

  • ダイエットにそれなりの成果が見られる”デブ・ファイブ"の5人は息抜きに料理教室に通い始める。
    しかしルーシーの心変わりでメンバーの結束にひびが…。

    いきなり「ルーシー!?」と叫んでしまう展開で始まる今作。前作のラストからは考えられないようなことになる。
    ジェイムズは何とかそれを乗り越えようとする。
    1作目で見せたネガティブな思考は影を潜め、きちんと前向きになっている。
    やはり主役はいじいじしていない方がいいなあ。気になる女性へのクリスマスプレゼントに頭を悩ます姿もかわいく見える。(それに引き換えルーシー…)
    登場人物も増えてますます賑やかになっていき、毎回出てくる料理もおいしそうで、着実にコージーの王道を歩んでいるように見える。
    あ、もちろん事件もほんのおまけのように起こる。推理とか捜査とかもさらにおまけになっている。この辺のとってつけた感がなくなるといいのになー。

  • J・B・スタンリーの「ダイエット・クラブシリーズ」の第3弾!

    それぞれの地道な努力で徐々に痩せてきたデブファイブの面々。

    少しマンネリ気味のダイエットライフを活気づけるため、みんなで料理教室に通うことに決めます。

    新しいことをするのはドキドキして楽しいもの。

    料理教室の先生は明るい女性で、メンバーもこの新しい体験を楽しみます。

    一方で、恋人同士になったはずのジェイムズとルーシーの仲には暗雲が。

    ルーシーは憧れの保安官補になるべく奮闘中で、ジェイムズやデブファイブの仲間とも疎遠になっていってしまいます。

    そんな中で新たな殺人事件が。

    以前からジェイムズに好意を寄せていた女性記者マーフィーの依頼もあり、デブファイブの調査が始まるのでした。

    そしてジェイムズと父の暮らしにも意外な形で変化が訪れます。


    今回はジェイムズのプライベートにスポットが当たり、殺人事件やデブファイブとしての活動は影が薄かったと思います。

    ジェイムズの恋模様やお父さんの変化は楽しんで読めましたが、ミステリ部分ももう少しがんばってほしかったです。

    事件の真相にたどり着くまでの推理も方法も、やや雑な感じがして残念でした。

    お料理やイベントの描写はあたたかみがあってとてもよかったです。

    お料理教室で習うメキシカンなメニューや、感謝祭のあたたかく盛りだくさんの料理は想像するだけでうれしくなりました。


    ◇おすすめポイント
     ・主人公ジェイムズの恋模様
     ・お料理教室のアットホームな雰囲気
     ・お料理教室やイベントに登場するお料理の描写

    ◇こんな方におすすめ!
     ・あたたかい食卓に憧れている
     ・ダイエットライフをもっと楽しみたい
     ・メキシコ料理やパーティーメニューが好き

  • 今回のお話はダイエットはあんまりしてませんでした(笑)前回まではデブ・ファイブのメンバーみんなでダイエットをがんばっていたので、ダイエットをしなきゃならないわたしとしては、なかなか次の本にいけずf^_^;内容云々よりも、ルーシーとマーフィーとジェイムズの三角関係や、おとうさんの新しい恋愛やらのほうが気になる‼相変わらずのライトミステリですが、いつにもまして、料理がおいしそうでした☆

  • 私は、アンチ菜食主義者です。何故なら、動物は食べないが植物は食べる、という考え方には同意できないから。動物も植物も生き物であることには違いないし、農作物を生産するためには、その農作物を荒らす動物を駆除しなければならないから、野菜を食べることで動物を殺している事になる。自分が動物の死骸を見なきゃそれでいいのか? 人間が生きるためには、水と空気と蛋白質・脂質・糖質・ミネラル全てがバランスよく必要で、水と空気以外は他の生命から搾取するしかないのだから、そのことを受け入れるべきだと思うのだ。人間が、人間以外の生物に対して、殺していい生物と殺していけない生物とに区別することの傲慢さについて、私はいつも考えている。
    瀕死で生まれた仔牛が可哀想とジリアンは言うが、その仔牛はベーコンにするために育てられているのだ。ラムジーさんが聞いたらどういう反応をするのだろう。
    (2015-09-06L)

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