ウィンダム公爵とつれない許嫁 (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103913

作品紹介・あらすじ

伯爵家の二女アメリア。彼女には第7代ウィンダム公爵、トーマスという許嫁がいた。だが、親同士が決めた結婚に乗り気でない2人はいつまでたっても他人行儀なままだった。そんな折、アメリアはトーマスに突然キスをされ、それ以来、彼を意識するようになるが、トーマスが彼の祖母のコンパニオンで、アメリアの友人でもある女性に恋心を抱いているのではないかと疑い始める。しかも、アメリアの結婚をさらに遅らせるような事件まで起こり…。2部作後篇。

感想・レビュー・書評

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  • 同じ事件を、
    真の公爵と先々代公爵未亡人のコンパニオン
    公爵として生きてきた男と公爵夫人となるべく定められていた伯爵令嬢
    二組のカップルから見た物語2部作。

    元々の文からなのか、訳しかたなのか、登場人物たちが回りくどい皮肉まじりに話してるからなのか、慣れるまでもの凄く読みにくかったです…
    そして肝心のそこが!て部分がスルーされていて(称号剥奪された後の結婚生活とか)残念。
    国王の気まぐれで爵位授与された後も、グレースとアメリアがあまりにも会っていないっぽいのも謎-
    婚約中にしばしば訪れていたし、公爵家と伯爵家の地所って割と近くじゃないの?
    公爵未亡人の酷さには読んでるこちらも本当にうんざりしました…
    どちらかというとトーマスとアメリアのカップルの方が好みかな-

  • 二部作の後半です。前半のヒロインは登場した瞬間からヒロインです。が、後半この作品は、ヒロインがヒロインになっていくお話です。前作も合わせて読むと、更に分かりやすいですが、周囲も彼女自身もヒロインを脇役として扱っています。それがどう逆転していくか、という部分は見ものです。

  • ウィンダム公爵と美しき義賊

  • 「ウィンダム公爵と美しき義賊」別キャラ視点。「つれない許婚」というタイトルはちょっと違うように思うし(原題 Mr. Cavendish, I Presume の方がそれらしい。ちなみに前作の原題は The Lost Duke of Wyndham )、二冊で一冊分のストーリーなのでどうしてもこちらの方が余談になり、前作を読んでいないと意味がわからないシーンが多々ある。
    ストーリーの大筋は同じなんだけど前作で「どうしてこうなった」だったトーマスの心情とその後が描かれていたのでこちらを読んでやっとすっきりできた。しかしエピローグは蛇足のような気がしないでもない。

    長年無視され続けてきた公爵の許婚、アメリアの初めて反抗。それでやっと彼女の存在に気付いたようなトーマス。
    アメリアが初めてトーマスに恋した瞬間のエピソードが、ジュリア・クインらしくて好き。

  • 『ウィンダム公爵と美しき義賊』の方はあまり覚えていない状態ですが、こっちの方が面白いと思う。(でも3★ツボじゃないから)
    21歳のいき遅れ直前まで婚約者を無視し続けたトーマスに、出だし好感持てないし、ヒロインも良い子なんだけどある意味普通。
    ラストはここまで爵位にこだわらなくても…、という終わり方。
    なお、レディ・ホイッスルダウンの新聞で最後を〆てます。ジュリア・クインらしいですね。

  • “ウィンダム公爵と美しき義賊” に続く二部作後編。
    前編と同じ場面も多いが違う角度から読めてこちらのほうが面白かった。
    伯爵令嬢ヒロイン。ウィンダム公爵ヒーローでヒロインの婚約者。
    前作では意地悪婆の未亡人のインパクトで主役二人ともかすんでしまい残念だったが 本書では長年婚約者同士の二人のぎこちなさも恋するステップもちょっと可愛くて面白かった。ヒーローがイイ奴なんだよなぁ。

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著者プロフィール

【著者略歴】
ジュリア・クイン
Julia Quinn
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年に"Splendid"(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2000年に発表した〈ブリジャートン家〉シリーズの第1作、2作、4作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作でついに受賞。その他2作品がRITA賞を受賞している。米国ロマンス作家協会殿堂入り。太平洋岸北西部に家族と在住。

「2022年 『ブリジャートン家9 幸せのその後で ~ブリジャートン家後日譚~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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