僕の知っていたサン=テグジュペリ

  • 大月書店
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本棚登録 : 37
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272600502

作品紹介・あらすじ

「城砦」、「素描」、「庭師」の三篇からなる『僕の知っていたサン=テグジュペリ』に、『33日間』、『証言 1940-1944年の日記』の抜粋、サン=テグジュペリの死後10年目の夏に書かれた日記の抜粋、写真、サン=テグジュペリからレオン・ウェルトに宛てられた手紙、二人の年譜を加えて編まれた。

感想・レビュー・書評

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  • 「星の王子さま」の冒頭で作品を捧げられている、レオン・ウェルト本人の手記と、サン=テグジュペリからウェルトへの手紙などが収録されている。
    ウェルトはサン=テグジュペリの遺作「城砦」への反論を述べているが、叩きのめすためではなく、本人も書いているように、途切れてしまったサン=テグジュペリとの対話を続けるためだというのが伝わる。
    サン=テグジュペリからウェルトへの気取らない手紙には、温かな友情が溢れていて胸に沁みた。

  • 星の王子さまを読んでいると、友情への憧れがかきたてられる。この本を読んでいると、そのことが思い出された。

  • 『星の王子さま』と熱い友情

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/detail?rgtn=080309

  • 星の王子様の献辞に”小さな男の子だったころのレオン・ウェルトに本書を捧ぐ”と書かれてあるレオン・ウェルトによるサンテグジュベリとの友情や、親交の内容がつづられている本。星の王子様しか読んだことがないので、よくわからない部分がありましたが、サンテグジュベリ氏は、いろいろな多彩な才能と飛行機乗りとしての性質、批評家であったことがよくわかる内容だと思います。

  •  
    ── レオン・ウェルト/藤本 一勇・訳
    《僕の知っていたサン=テグジュペリ 201209‥ 大月書店》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4272600508
     
    <PRE>
     Saint-Exupery, Antonie de  19000629 France Corsica  19440731 44 /航空事故/飛行士・作家
     Werth, Léon né à Remiremont 18780217 Paris Saintamour 19551213 77 /隠棲/1931 知遇/作家、評論
    </PRE>
     
    ── おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのこと
    を忘れずにいるおとなは、いくらもいない)そこで、わたしは、わたし
    の献辞をこう書きあらためる。子どもだったころのレオン・ウェルトに
    ── サン=テグジュペリ/内藤 濯・訳
    《星の王子さま 19530315-20000616 岩波少年文庫》P005
     |
    ── 《虚々日々;献辞 20001224 阿波文庫》P004
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20091029
     噺家名跡六代 ~ 圓楽を名乗った人々 ~
    http://fwest.exblog.jp/17677695 さいはての西 20130123
     
    (20150610)
     

  • 請求記号:950.2サ
    資料番号:010491396

  • 予想を裏切る内容。レオン・ウェルトから見たサン=テグジュペリ。彼らの間を往き来した、デッサン入りの手紙。
    うん、難しい… もう一度読めば入ってくるかな。
    「星の王子さま」のあのほんわかあったかな不思議さに戻ってみて、、そしたら感じ方が違っているかもしれないな。

  • サン=テグジュペリに「星の王子さま」を捧げられた、レオン・ウェルトの、トニオについての、友人ならではの本。
    トニオから、ウェルト宛ての手紙であったり、かつて2人が語り(議論?)しあったことであったり。
    ウェルトによる、「城砦」の解釈?説明?は哲学的…てか哲学すぎて、煙に巻かれてしまったけど、ただなんとなく、大人たけれども、子供の視点で(子供っぽいと言うのではなく)の、ある意味「見方」なのかな、と。
    星の王子さまを読んでわかる(?)ように、子供の言うことは、哲学的だなと思った。大人が聞くと、全く意味をなさないというか、わからないというか、でも多分それが真理であるのだろうな、的な。わかりせんね。

    なんとなく、わかる。でもわからない。すごく、わかりたいなぁ、と思いながら読んでた

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