藤沢周平とっておき十話

著者 : 藤沢周平

制作 : 沢田 勝雄 

• 大月書店 (2011年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[陽子の本棚さんの感想 · 2023年9月11日]

藤沢周平の人柄が伝わる作品
結核で教職を離れ、雑誌関係の職場を経て
作家となった人
けっして驕らず、普通の人として
家族を大切に生きた人
時代物の作品が徐々に少なくなっていくのを
愁えていた
映画だってテレビだって時代物は減っている
今の世代には理解が難しいかも

著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。