My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド
- オーム社 (2006年9月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274066597
感想・レビュー・書評
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「情熱プログラマー」の前身となる書籍で、重複するもころがあるということで未読のままだったが、いやいや、情熱プログラマーを読んでいてもこれは読む価値がある。
この本で、著者のチャドファウラー氏は当時のプログラマー目線で「多様な技術に触れたほうがよい」「ビジネスは無関係なものではないよ」という啓蒙を行っている。
2020年現在では「当然」とされている価値観だ。
そして現在では「当然」とされているがゆえに、なぜそれが大事かプログラマーが知る機会は多くない。表面上「ビジネスって大事だよね」と言いながら、腹の中で「そんなことより俺のアルゴリズムかっけーだろ」ということにしか興味がないプログラマーは少なくない。
しからばこそ、確かに存在していた分断を受け止め、そこを乗り越える手引として存在していた本書は、いまこそ読む価値があるのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までなぜか読んでなかったけど、XP祭り2009 でゲットできたので読んでみた。
読み進めていくうちに、この本の本質はオフショア開発 vs. 自サイト開発、みたいな構造とはまったく無関係で、そもそもオフショア開発ともほとんど無関係であることがわかった。(少なくとも自分はそう理解した)
耳の痛い箇所もあったし、ぐっとくるフレーズも結構あった。 -
題名はピンと来ないが、アマゾンお勧めなので読んでみた。至極全うな主張と砕けた言葉遣いから、著者は、ギーク且つまともなソフトウエアエンジニアであることがうかがい知れる。確かなサバイバルガイドなので、特に若いエンジニアには必読書。なぜなら、本当にあなたの仕事は中国や、インドに行ってしまいそうだから。
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ソフトウェア開発がオフショアされるという話題はこの本が出版された2008年ごろから変わらず今もあるわけだが、この本の内容は今も同じく参考になる。
最近だとオフショアと言わずに、クラウドソーシングなどの名前で呼ばれることが多き気がするが。
内容はまったく色褪せていない。自分の知る限り、日本では今も同じ。アメリカはどうか知らない。 -
数年前、オフショア開発の事を何も知らずに読んで衝撃を受けた一冊。SEだった当時、相当の危機感をあおられた書籍。
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My Job Went To China
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ためになる。すぐにやることがわかる。やらないと何も変わらないけどね。
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オフショアという言葉を聞いたことがある人は、読んで損はないと思われる。
啓蒙的な書き方なんで好みはあると思うが、読みやすくはあった。