- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274067105
感想・レビュー・書評
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統計学とRを同時に学ぶために、2014年7月13日から勉強開始した。
副読本は、「統計学入門(東京大学出版)」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Rの入門者および統計の入門者向けに書かれた書籍。
第1部が基礎編でインストールから初級の統計のお話、そしてRでの実行の仕方が解説。
第2部が応用編で行列・ベクトル・データフレームの扱い方、ちょっと複雑な統計のお話などが解説。
Rに関する解説や資料はwebや書籍でもかなりあるけど、この本は非常にわかりやすい。
個人的に一番嬉しかったのが応用編の最初の部分で、行列・ベクトル・データフレームの扱い方がわかりやすく説明してあったこと。
おそらくRへの移行で一番ネックになりやすいのがデータハンドリングだと思っているので、この点が解決したのは非常に嬉しい。
これからRを勉強したいと思っている人には迷わず進めていこうと思う1冊。
なお、この本で出てくるデータの人名や例などから、中の人はきっと野球が好きなんだろうなと思った。 -
Rと統計学を同時並行で学ぶのに最適な本。難易度もそこまで高くないが、統計学の教科書的なものが1冊あるとさらに理解が深まる。
サンプルデータを自作しなければいけないのが、若干ネック。 -
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フリーソフトRを使って、統計学の入口を体験できる良書。
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ある(2018/09/26)
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初学者は分散分析の理屈はこの書籍ではおそらく知ることはできないので他書が必要だと思う。対応あり/対応なしともに多重比較法としてTukey法で進めており,「対応ありではTukey法は不適である」という昨今の観点は含まれていない。
semの記述に古いものが使われていたりして,semについても他書が必要だと思うが,全体的には統計そのものにあまり深入りせずに,Rへの敷居を低くできている良い本だと思う。第18章は理論的な説明はないので,この本の初級的レベルからは離れている印象。 -
Amazonでのレビューを見る限り、世間で評価の高い、Rを使った統計の本らしい。
今のところ7章まで学習した私にとっては、決して使いやすいものとは思えなかった。
確かに説明文は読みやすかったが、紙面にかなり工夫の余地があるのではないかと思う。
P.G.ホーエルの「初等統計学」もそうだが、定義づけが文章の中でなされているためややわかりにくい。
関数のコードに関しては各章末に表にしてまとめられているが、それがあるのは基礎編(全20章のうち1~7章)のみで、それ以降はまとめページが登場することは無い。
例えば、重要な関数の1つであるmatrix関数は応用編の8章に掲載されており、しかも細かいオプションなどが複数ページにまたがって説明されているため、調べ物をするのがたいへん面倒だった。
そういうわけで、定義の部分を見やすくするために、ひたすらマーカーを引いて目立たせる作業をしなければならなかった。
これは初学者に対してとても不親切だし、決して「やさしい」とは言えないだろう。
私は授業の補助教材として使ったからまだなんとかなったものの、もし自学自習教材として利用していたら紙面の見にくさによるストレスで間違いなく挫折していた。
この手の本の出版事情には詳しくないのだが、単行本で一冊2916円もするのだ。定義を一箇所にまとめる、2~3色刷りにするなど、もっと見やすいデザインにすることはできなかったのだろうか...
しかし、書き込む手間こそかかったものの、きちんと読み込んで章末問題を反復したところ、力はついたような気がする。
内容は良いものなのかもしれない。