批評理論と社会理論 1 (叢書・アレテイア 13)

  • 御茶の水書房
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784275009494

作品紹介・あらすじ

近代における「芸術」は、宗教や政治からいったん分離され、感性的な刺激の彼方にある「美」それ自体を追求する、自律的な領域として形成されてきた。しかし、その一方で、合理化された社会の中でアトム化されている人びとの感性を共同体的に統合する、「共通感覚」を再活性化しようとするロマン主義的な願望も、「芸術」に憑依し続けた。人間の知覚能力を増幅させるニュー・メディアが「芸術」に取り入れられ、相乗効果を及ぼし合うようになった二〇世紀後半以降、「共通感覚」への新たな期待が高まり、他領域との境界線が流動化しつつある。変容しつつある「芸術」の社会的機能について、現代思想の成果を踏まえて、多角的に考察する。

著者プロフィール

1961年生まれ。昭和女子大学人間社会学部准教授。専攻は図書館情報学、図書館サービス論、インターネット情報論。著書に『図書館を変える広報力――Webサイトを活用した情報発信実践マニュアル』、共著に『インターネット時代のレファレンス――実践・サービスの基本から展開まで』(ともに日外アソシエーツ)など。

「2019年 『図書館情報技術論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中均の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×