シューマン 全ピアノ作品の研究 下

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  • 音楽之友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276143395

作品紹介・あらすじ

上下巻合わせて、全ピアノ作品50曲を解説。上巻につづき、第2部「1830年代までのピアノ作品」(《幻想小曲集》作品12から)と第3部「1845年以降のピアノ作品」を収録する完結編。著名ピアニストからも反響が大きかった『レッスンの友』誌の連載に加筆・訂正をしてまとめた。ピアノ演奏者、指導者必携!シューマンの作品の成立プロセスは非常に輻輳しており、作品解釈も容易ではない。ただの作品解説ではなく、シューマンの創作過程を丹念にたどり、作品相互の引用や文学からの影響、そこに込められたシューマンの心情にせまる唯一無二の書。ドイツを中心に近年急速に進んだ研究成果を採り入れ、まったく新しいシューマン像をはじめて日本に紹介する。シューマン、クララほか、シューマンが影響を受けたベートーヴェンやシューベルトなどの譜例約290点を掲載し、作品相互の関連を見事に解き明かす。
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著者プロフィール

1952年山形生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部名誉教授。18、19世紀を主な対象とする音楽社会史、音楽思想史を専攻。
著書に『新版 クラシックでわかる世界史──時代を生きた作曲家、歴史を変えた名曲』『ピアノ大陸ヨーロッパ──19世紀・市民音楽とクラシックの誕生』(以上アルテスパブリッシング)、『神と向かい合った作曲家たち──ミサ曲とレクイエムの近代史 1745–1945』『《ドイツ・レクイエム》への道──ブラームスと神の声・人の声』『シューマン 全ピアノ作品の研究 上・下』(以上音楽之友社)、『ピアノの誕生』『クラシック 名曲を生んだ恋物語』(以上講談社)、『「楽聖」ベートーヴェンの誕生』(平凡社)、『世界史でたどる名作オペラ』(東京堂出版)、共著・共編書に『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、訳書に『魔笛とウィーン』(平凡社)、監訳・共訳書に『ルル』『金色のソナタ』『西洋の音楽と社会(7)ロマン主義と革命の時代』(以上音楽之友社)、『オックスフォード オペラ大事典』(平凡社)などがある。

「2023年 『バロック音楽と国際政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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