バッハのすべて 生涯、作品とその名演奏家たち(ONTOMO MOOK)[ムック]
- 音楽之友社 (2013年12月5日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276962347
作品紹介・あらすじ
2000年の「バッハ・イヤー」以降、『音楽の友』では何度も特集が組まれ、またバッハ演奏に関するインタヴュー記事にも、たくさんのアーティストが登場しました。アーノンクール、ブリュッヘン、鈴木雅明、レオンハルト、コープマン……、そしてバッハ研究の第一人者が綴ったバッハに関する論考も加え、「バッハへの賛辞」をまとめました。いわゆる「ピリオド・アプローチ」が話題になって久しい今、バッハ作品の演奏スタイルも改めて整理しています。もちろんバッハの生涯と作品に関する章も設けています。「大バッハ」を知る&楽しむための待望の最新版MOOKの登場です。
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感想・レビュー・書評
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バッハの音楽を表す言葉としては、次のようなフレーズがこの本に収められていた。厳格に妥協なく追求されたもの、根源的な生命力にあふれたもの、知られざる根源から歴史を断ち切って出現してきたもの、知性と素晴らしい混合、計り知れない深み、高みにあるものなどが、ごく一部だが引用できる。指揮者、演奏家、芸術家、聴衆の各人が、役割を承知し正面から向き合うことで、相応の福音をもたらしてくれる。
またバッハの毎日の生活は多忙を極めており、作曲、授業
、写譜、練習、レッスン、リハーサル、本番をかなりのサイクルでこなしていたという。超人的な才能と処理能力があったことがこのことからもわかる。
後半では、限りなくベストに近いベターな音楽を編集者目線でガイドしてくれており、参考となる。
本質的な指摘ではないが、雑誌作り上の問題が。字間・文字の級数にかなりバラツキがある。ムック本はありなのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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