HEROごっこ

著者 :
  • 文芸社
3.24
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本棚登録 : 182
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286006123

作品紹介・あらすじ

本間が大学で出会ったイケメン男、成宮の副業はなんと車泥棒。彼の口車にのせられた本間は見張り役を手伝うことになってしまった。獲物はランボルギーニ。しかし、助手席を覗き込んだ二人が見たものは手足を縛られた美少女だった。二人は女の子を助け出し、誘拐犯をつかまえようという大胆な行動に出たのだが…。誰もがかつて憧れた爽快青春小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂作品の香り満載の著者デビュー作。

    デビュー作としてはこれでもありかもしれない。
    悪くもないが、取り立てて面白い、と言うわけでもない。

  • 大学進学を機に上京してきた青年がふとしたきっかけで車泥棒を手伝うことになるが、見事成功したと思った車の助手席には縛られた少女が・・・序盤からテンポの良い展開に引き込まれている内に主人公達は誘拐されそうになった少女を救うHEROになろうとしている。その後もあれ?あれ?と思っている間にラストまで一気に読み切ってしまった。「屋上ミサイル」がとても気に入ったので、早速デビュー作も読んでみたら期待通りの作品だった。主人公達のキャラ設定が面白く、いつまでも読んでいたい気にさせる。特に本作では成宮が最高、「屋上ミサイル」の国重級のキャラである。台詞回しの軽妙さも、伊坂幸太郎風であることも変わらず。とにかく読んで損の無い1冊。

  • 前フリが長すぎて退屈だった。だけど、教訓めいた教えや面白い知識がでてくるので何とか読み終わることができた。

  • 2013.04.24読了。伊坂幸太郎が好きなあなたへ、と本屋さんで薦められて(ポップがあっただけね)読んだ、屋上ミサイルの作者の話。自動車泥棒の相方を頼まれるとか、確かに伊坂臭はします。【アヒルと鴨】と【砂漠】あたり。が、面白いか面白くないかの二択で問われればオモシロイけれど、特には印象に残らない。登場人物に特に魅力を感じなかったからか。屋上ミサイルのほうが好き。 
    作者は実はイケメンらしい。

  • まあまあかな

  • 最後まで走り抜けましたね。ノンストップ小説です。

  • 面白かった。”僕”こと”本間”の内心のツッコミに大笑い。アハハハハ

  • 長らく積み読として部屋の隅で埃を被っていたこの本を、ふとした拍子に手にとって読み進めてみた。

    結果から言ってしまえば可もなく不可もなくといった感じ。
    結果から言ってしまえばと言いながら、出した結果が曖昧であることには申し訳なさを感じるがまあしょうがない。

    読みやすくキャラも独特で青春でミステリーでと僕の好きなファクターが全て詰め込まれているのにいまいちと言う評価を出してしまうのは何故なのだろう。。
    そしてそんな疑問を抱きつつもまた新しい山下貴光作品に手を出しているのは何故だろう。
    それはきっと僕がファンだからなのだろう。

    と、うだうだ書いてみたが全然書評じゃないねこれ!!誰の参考にもならん単なる随筆だな!

  • んー?
    少年鉄人大好きだったんだけどな。
    読みにくかったし、なんか結局よくわかんなかった。最後までひきこまれず。残念。

  • 登場人物たちの理屈っぽい物言いが好き。(特に成宮)
    政治家と金の皮肉などは最高に可笑しかった。

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著者プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

「2016年 『筆跡はお見とおし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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