- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784286108094
感想・レビュー・書評
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実を言うとぼくはトンデモ本が好きで、と学会の本を密かに(隠さなくても良いのだが)読んでいる。本の内容がトンデモであればあるほど物語としては面白い。トンデモ本の面白さは、著者が真面目で論じていればいるほどトンデモになるという可笑しさだ。
解説で芦辺拓が述べているように、自分たちがいつのまにか何とはなしに刷り込まされていた数多くの”事実”がトンデモ話と同等であるということです。
一例をあげると安倍清明は式神を操る美貌の陰陽師だったという話は、まったくの作話で、ぼくたちは漫画、小説、映画、講談などの作り話を繰り返し聞かされる事により、でっちあげをあたかも真実であると思い込んでしまったのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前のよりおもしろかった。
でも、コレ読んでも、
「へーー」
ぐらいにして、真に受けてはいけないとは思う。
なぜなら、これは、「一次資料を読めば、こうだよと」と書かれている本を読んだに過ぎなくて、実際に一次資料に全くあたってはいないから。
だから、もしかするとこの本の一次資料と呼ばれるもの自体が、もしかしたらねつ造歴史かもしれない。
それは、一次資料にあたってみればわかること?でも、実際に、そんなものを実際に自分で読みにいく時間も、興味もなかったりする。
だから、これだって実は今の僕にとっては、ねつ造歴史記事と同じレベルにあるんだよ。
そのことは、心のどこかには、置いておかないといけない。
そして、結局自分が選ぶのは、自分にとって受け入れやすかったり、楽しかったりすることなんだろうなぁと思った。