もし20代のときにこの本に出会っていたら ―後悔しないための読書―

著者 :
  • 文芸社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286109770

感想・レビュー・書評

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  • 20代とあるが学生向け。
    本紹介だけではなく、
    専門、教養、就職を軸とした「大人、人間になるため」の作者の人生論に併せ、
    そのために読むべき本、また
    作者の意見だけでなく第三者の批評書物の引用も記されている。

    難しい熟語が多く、読書初心者にはやや読みづらかったが、
    いくつかの興味深い著書に出会うことができた。

  • 【請求記号】019||W
    【資料ID】91111627

  • 主に大学生のような若い世代に対するオススメ本を紹介している。単に「良い本」を紹介するだけでなく、「教養」や「就職」、「青春」といった複数の観点から様々な分野の本を紹介しているのが、本書の特徴。読書に興味を持つ足がかりになるだろう。
    (経営工学専攻 修士課程修了)

  • 読書のための本かなと思ったが「人生とはなんたるか」のような内容からが根底に有り、そのためにどんな本をどのように読むかといった事が羅列されてある。
    内容は読みたい方に読んでもらうとして、気になったのがP247は日本語のまま英語にするとWhat if I am not happy~、となるのであり、英語と日本語がマッチしてませんね。否定と肯定が逆になってます。

  • 教養が何たるか、読書がどう良いのか、分かりやすかった。教養を得たいと思う人には良い足がかりになると思う。

  • 読書はいいですよ〜と言っている本を読むのが好き。
    著者は大学の教授。
    時々大学の教授の本を読むことがあるけど、その度に大学の頃もっとちゃんと授業を受ければ良かったと後悔します。

    社会人になってから今まで多分1,200冊以上は読んできたと思うけど、それでも読書家と呼ばれる人達が薦める本は、ほとんど知らなかったりする。世の中の書物の多さよ。

    読んでみようと思ってる本を今後の為に羅列。

    マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」
    ジェームズ・ジョイス「ユリシーズ」
    山本周五郎「小説 日本婦道記」「樅ノ木は残った」
    佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」
    多田富雄「生命の意味論」
    野口悠紀雄「超勉強法」
    谷沢永一「読書人の立場」
    千葉敦子「ニューヨークの24時間」「アメリカの男と女」
    高野文子「黄色い本 ジャック・チボーという名の友人」
    和田誠「お楽しみはこれからだ 映画の名セリフ」
    山田風太郎「甲賀忍法帖」
    デール・カーネギー「人を動かす」
    レイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」「されば愛しき女よ」「長いお別れ」
    サマセット・モーム「月と六ペンス」
    開高健「人とこの世界」「最後の晩餐」「風に訊け」

  • 哲学と歴史学と文学を知らないと学問をすることができない。哲学とは思考の技術、歴史学は発見の技術、文学とは表現の技術。
    哲学はもっとも古い人間の知の宝庫。
    歴史は人間が世界を見る見方を言葉で表現したもの。
    読書は学生時代に身に着けないと一生身につかない。
    人間は読書でこそできあがる。人間の人間たるゆえんは、言葉を持ち使うことができることにある。書物こそ言葉で、言葉だけでできあがっている。ただしつまらない読書はつまらない人間を使うから要注意。

  • 20代に読書せずに過ごしてしまい後悔して只今必死に読んでるところです。一生がお勉強期間。この本に出てきた本、読んでみたいものが沢山で、うわーどこから手を付けよう…。もっと早く学ぶことの楽しさを身につけられていたらなという気持ちと共に、読書から学べることが沢山ある、今からでも…という気持ちにさせてもらったので、私にとっては良書でした

  • 読書時間 2時間40分(読書日数 8日)

    哲学者でもある筆者が、学生や若者に対して「読書の大切さ」というものを、様々なジャンルの書籍の紹介と解説を交えながら問うていくというもの。

    〈所感〉
    私は、とにかく読書というものが嫌いである。というのは、青春期に両親(特に父親)から「本は読まなければならない」と、読むものまで指定されて勧められてきたからである。
    筆者は「青春期」である若者の期間に、別の熱が入った作品(著書の中ではドストエフスキーの【罪と罰】が紹介)でも読む事で、一旦それを感じ取り、そうすれば自然とその熱も覚めていく。それが、また別のジャンルの書籍を読むための基礎になるんだという事だそうである。
    学校の勉強は「将来やり続けるための勉強のための基礎体力をつけるためのもの」という言い方も、読書をする事で「一生涯、学習に取り組むための集中力をつけられる」というのも、筆者がこれまで読んできた書籍の内容からもよくわかった。

  • 資料ID:W0162480
    請求記号: 019||W 42
    配架場所: 本館1F電動書架A

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著者プロフィール

1942年、札幌市生まれ札幌大学教授『大学教授になる方法』『大学教授になる方法・実践編』『日本資本主義の生命力』『クロネコBOOK倶楽部』『書解・現代マルクス主義』『大学<自由化>の時代へ』『大学は変わります』『現代知識人の作法』(ともに青弓社)、『増補・吉本隆明論』『知的生活を楽しむ小論文作法』『昭和史思想全史』(ともに三一書房)ほか多数

「年 『クロネコBOOK倶楽部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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