【文庫】 その時までサヨナラ (文芸社文庫 や 2-1)

著者 :
  • 文芸社
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286119649

作品紹介・あらすじ

別居中の妻子が、旅先で列車事故に遭遇した。仕事のことしか頭にない悟は、奇跡的に生還した息子を義理の両親に引き取らせようとする。ところが、亡き妻の親友という謎の女の登場で、事態は思いもかけない展開を見せ始めた。はたして彼女は何者なのか。そして事故現場から見つかった結婚指輪に、妻が託した想いとは?ホラーの鬼才が切り拓く愛と絆の感動ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事ばかりで家のことが全くできない男性が奥様の死をきっかけに現れた女の人によって子供を大事にする子煩悩パパに変わっていく話。よくある話だけど。。ダメ人間が人間らしくなっていく変化は楽しい‼︎ちょっと急に良いパパに変わりすぎかな?と思ってしまったけど。。最後に元奥様に対する愛を思い出せてよかった。

  • 最初は、妻子のことを全く顧みない身勝手な男が、妻の死後、謎の女性の登場をきっかけとして、子供との関係、妻への愛を再確認していく、といった物語。
    あれほど自分本位だった男が、こう変われるかな?と疑問を感じてしまった。
    主人公の気持ちの変化に納得感を感じられないので、最後の妻との別離の場面でも全くこみ上げるものがなかった。私は相当涙もろい方なので、こういうストーリーであれば、まず泣いてしまうという場面なのだが…。

  • 泣けました。
    山田悠介さんて、リアル鬼ごっこのイメージなので、こんな作風のものもあるんだ。と新たな発見でした。内容はシンプル、ありえない話かもしれないけど、最後は心を掴まれ、涙が出ました。
    終盤は職場で昼休みに読んだので、ごまかすのが大変でした。

  • いなくなってから気づくことって多いですよね。
    意外と大切なものは近くにあった的な。
    女性は偉大。
    夫婦って素敵。
    感動しました。

  • 帯に書かれた「泣ける、感動した、涙モノ」という言葉に釣られて読んでみたものの、どこら辺が泣けるのかわからなかった。

    最初の仕事一筋な主人公に対して、同じ子供を持つ母親の立場として読んでいたらものすごく腹が立ってしまった。
    仕事に挫折し、そこから子供に向き合うようになり、家族の愛を知るところは確かにしんみりしたが、ラストの落ちで一気に冷めてしまったので星2つ。

  • 帯には泣ける泣けると書いてあった。悪いけど全く泣けない。どころか鼻白んだ。
    途中で先が読めたのもある。でも登場人物が全て嫌な人間なので気分が悪かったのが大きい。それと簡単に心変わりしてしまうところでシラケた。
    と言いながら最後まで一気に読んだ。文章が上手い。上手すぎて読み飛ばしても全く問題なかった。

  • 最初は題名を見て青春ものかと勝手に思い込んでいたので
    話の流れが予想外だったけど
    面白くてサクサク読んでしまいました。
    きっと悟は亜紀への想いを持ち続けながら、
    悠太くんをちゃんと育てていけるんだろうなって
    安心して、満足で読み終わったのですが
    みんなの口コミ見たら余り良くないので(笑)
    ちょっと興ざめしてしまいました。
    たしかに、東野圭吾的な感じだし
    4歳の男の子が日記を書く、とか
    神崎一恵の雰囲気があまり美女という設定ではなかったので
    その人と海に行っても感情移入ができるのか?とか(そもそも亜紀さんの容姿はどうだったのかよくわからない…)いろいろ疑問点も出てきたけど
    最後の方で二人の想いが通じ合うところは感動したし、
    私は読んで良かったです。

    もし、彼の他の作品を店頭で見つけたら
    他のものも読んでみたいな。

  • 知人(高校生)のおすすめで読みました。
    携帯小説以下です。キャラクターの設定と行動に矛盾がありすぎて人物像が思い描けないし共感もできない。どこかで聞いたようなストーリーで、そこに深みを与える描写もない。
    正直、高校生にこんなものを読んで読書だと思って欲しくない。出版社は恥ずかしくないのかとさえ思う。

  • 家族、夫婦の大切さを見つめ直して動き出す。とても暖かいほのぼのとするドラマ。ありえない世界とはわかってはいるもののグイグイと引き摺り込まれた

  • 新幹線の移動中に読みました。涙をこらえるのが大変でした。今の自分がいかに幸せな時間を過ごしているかを思い知らせてくれて、とてもいい本でした。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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