【文庫】 死の臓器2 闇移植 (文芸社文庫 あ 3-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286178493

感想・レビュー・書評

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  • 前作の登場人物が出てるが内容は別。臓器移植に関する話しは同じ。ある程度予想出来る展開だったので安心感はあった。

  • 面白かったです。

    闇を暴いたことによって、移植が受けられなかった誠くんがどうなったのか。医療が進んだとしても、その恩恵に預かれない人たちの、どれほど多いことか。

    でも、そこまでして生に執着しているのは、本人ではないっていうね。

    どこまで現実なのかわかりませんが、臓器移植の現実って、こんなに酷いのでしょうか。そういえば、結構前は、移植を海外でやるので、募金を集めているというテレビ放送が多かった気がしますが、今は全くないですね。

  • 図書館で。医療サスペンス。いろいろと考えさせられる本でした。莫大なお金が動く移植。命より尊いものは無いと思う。でもその命を守る為に長らえるためにお金が動くことも現実。お金と命は決して天秤には掛けられないと思いたいけど実際はそうはいかないことも頭では理解。悲しい過去が有ったことは事実だろうけど、そこで人が変わってしまった犯人が哀れだなぁ。そして誠くんのその後が気がかりです。

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著者プロフィール

1950年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロのパウリスタ新聞社勤務を経て、1978年帰国。高橋幸春名義でノンフィクションを執筆。1987年、『カリブ海の「楽園」』で第6回潮ノンフィクション賞受賞。1991年、『蒼氓の大地』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。麻野涼名義で、社会問題をテーマにした骨太の小説を次々、発表。  著書に、高橋幸春名義で…『死刑判決は「シルエット・ロマンス」を聴きながら』(林眞須美 著、長冨俊和との共編、講談社、2006年)『日本一のわたしの母へ涙でありがとう』(東林出版社、1998年)『日系人その移民の歴史』(三一新書、1997年)『愛が引き裂かれたとき』(石飛仁との共著、解放出版社、1996年)『車椅子の挑戦者たち』(東林出版社、1996年)『絶望の移民史』(毎日新聞社、1995年)『パウラちゃんのニッポン日記』(国土社、1995年)『悔恨の島ミンダナオ』(講談社、1994年)『蒼氓の大地』(講談社文庫、1994年)『日系ブラジル移民史』(三一書房、1993年)『ドミニカ移民は棄民だった』(今野敏彦との共編、明石書店、1993年)『行こか戻ろか出稼ぎジャポン』(講談社、1992年)『蒼氓の大地』(講談社、1990年)『カリブ海の楽園』(潮出版社、1987年)、麻野涼名義で…『GENERIC』(徳間書店、2007年)『闇の墓碑銘』(徳間書店、2006年)『国籍不明 上』『国籍不明 下』(講談社、2003年)『天皇の船』(文藝春秋、2000年)などがある。

「2007年 『満州「被差別部落」移民』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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