- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784289014330
感想・レビュー・書評
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2006年11月27。日、初版、並、カバスレ、帯付き。
2014年7月17日、津BF。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
POPの書き方の本だと思ったら違った。。。
書店勤務の著者が自分が読んだ本のPOPと共に本の紹介や書店に関するエピソード等が書かれている本。
本好きの方は一読を。
楽しめます。 -
『POP王の本』、これを借りてきたのは、どっかでPOP王ってこの人なんやというのを読んで、本も見てみたいと思ったからである。しかし、POP王の人の話をどこで見たっけなと……
版元の新風舎は去年つぶれたところだ。だからこの本はもう手に入らないそうである。近所の図書館にはなくて、他市からの相貸でやってきた。
コラムが6つと、あとはひたすら本のPOPが載っている本。自分が読んだ本のPOPは、この本はそんな風にも切り取って見せられるなあと思い、読んでない本のなかには、読んでみたいと思ったのもあった(たとえば『暴れん坊本屋さん』…ああ、よかった、近所の図書館にあるぞ)。
▼たとえ読まずとも本を手にしてみてください。きっと、そこから何かが始まります。本との出合いは、人との出会いといっしょです。第一印象だってあります。そんないろいろな感覚に頼って、ぜひ目の前の本に触ってみてください。(p.142)
図書室で勤めていた頃、こういうPOPのようなのをつくって置いてみたいなーと思ったことが何度かあった。ちょっと古い本、タイトルだけでは人が書架から引っぱり出さないような本、著者がそんなにユウメイではない本など、なかなか手にとってもらえないが、これがオモロイんでっせーとか、これはぜひとも表紙と目次を見るだけでもとか、そんな本や資料に、ちょっと手を伸ばしてみるキッカケをつくってみたかった。この本に載ってるような一冊ごとのPOP ではないが、いくつか本を出してきて「○○○の本です」「これも借りられます」とかなんとか書いたくらいの札を立てるようなことは時々やってみた。
その札を立てた本の中から、何かが借りられていくときには、借りていく人につい声をかけたくなり(なかなかできないが)、たとえ借りずに戻すにしても、その本の中から何かを手にとっている人をみかけたときは、何がこの人の興味を引いたんやろ?タイトルか?この本の群か?この札が多少は?などと考えたりもするのであった。
POPが林立する本屋はたまにあるけれど、POPが揺れ動く図書館は見たことがない。図書館の人たちが、あるいは利用する人たちが、自分の「この本!」にPOPをつくってみるような、そんなことができたらオモロイやろうなあと今も考える。
POP王こと内田剛さん(三省堂書店成城店の店長さん)の話は「平日開店ミシマガジン」の「本屋さんの遊び方」第3回で見たのだったということをやっと見つけた。
▼三省堂書店成城店 内田剛さんに聞きました
http://www.mishimaga.com/hon-asobi/003.html
内田さんが「WEB本の雑誌」で連載している「店頭POP製作所」(http://www.webdoku.jp/pop/)は今もずっと続いているのであった(これも「ミシマガジン」同様、平日は毎日更新らしい)。 -
書店員のバイブル? この本に触発されて描いたPOPの数々…きっと当店の売上に貢献しているはずです。