オウム事件はなぜ起きたか 上巻: 魂の虜囚 (新風舎文庫 え 114)

著者 :
  • 新風舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784289501328

作品紹介・あらすじ

「被告人を死刑に処する」。二〇〇四年二月、麻原彰晃こと松本智津夫に死刑判決が下った。弁護側が二〇〇六年六月に申し立てた特別抗告が棄却されると、ついに死刑は確定する。一九八九年の坂本弁護士一家殺害事件、一九九五年の地下鉄サリン事件など、十三にもおよぶ事件の罪を問われた松本智津夫被告。法廷に響く不規則発言や証人を脅すとも取れる態度に、被害者の怒りは増大。証言台に立つ元信者は涙を流し、そして何を思うのか-。実行犯の法廷証言からあらたなる真実が明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • 「なぜ起きたのか」とあるので前回読んだ追跡2000日とは違う事件後の総括のような内容を期待して読んだのだけど、実際は連載をまとめて再構成した一冊で同じような作りだった。けど、公判の様子を追いかけて各実行犯それぞれの人間像に迫る内容は、一級の史料である事は間違いない。これもジャーナリズムの力を感じる一冊で、下巻にも期待。

  • なぜ、オウムの事件はおきてしまったか?
    なぜ、信者は麻原彰晃を信 じたのか?
    洗脳とはなにか?
    この疑問は、この本の膨大な公判記録を読みとくことで、自分なりの理解を深めることができる。
    そして麻原と決別した元信者たちの、罪を受け入れる苦悩も感じ取ることができる。

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著者プロフィール

江川紹子(えがわ・しょうこ) ジャーナリスト。神奈川大学国際日本学部特任教授。新宗教、災害、冤罪のほか、若者の悩みや生き方の問題に取り組む。著書に『オウム事件はなぜ起きたか』『「オウム真理教」裁判傍聴記』『「カルト」はすぐ隣に』など多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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