いい人材が集まる、性格のいい会社

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295400455

作品紹介・あらすじ

性格の悪い会社は、人材獲得競争のスタートにも立てない時代。外見で勝てないなら、性格で勝負するしかない!

感想・レビュー・書評

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  • ・freee、crazy、メルカリなど、webインターネット系の会社の社内事例がチラホラあり。

    ・新米人事の、組織軸でやるべきこと、が広く書いてある感じ。

    ・目新しさはないが、書いてあること全部を選び取って自社なりにやっていく、という経験を積んでいる人は少ないと思う。(実は事業責任者など人事側よりも事業全体へのミッションを持つ人とかのほうがやるべき役割だったりもするので)

  • VUCA(ブーカ)と呼ばれる先のみえない時代にどのような採用戦略を練るべきか?という問いの答えが、リクルートから人材ビジネス会社を設立した筆者により述べられている本。

    文字が大きくて読みやすく集中すれば1日で読了可能です。
    主に中小やベンチャーの採用計画に携わる人をターゲットにした本ですが、それ以外の方、特に学生にもおすすめです。
    企業の人事や、人材ビジネスに携わる人の考え方、これからの採用計画そして仕事観について学べます。

  • ある(2018/09/26)

  • 【読んだよ】
    「VUCAの時代」と言われるような不確実性が高い時代では、がっちりビジョンを固めても数年後には時代遅れるなっているかもしれない。なので、組織としてのビジョンを固めるよりも、変化に対応できるいい人材を集めることが必要になってくると佐藤さんは述べています。

    そしてそのような人材を集めるために、特に中小企業は「性格のいい会社」になることが大事。逆にいえばどんどん人口が減っていく中で、「性格の悪い会社」は人が集まらなくなり、立ちいかなくなっていくはずです。

    「性格のいい会社」とはどんな会社なのか。「柔軟な働き方ができる」「共感できる仲間がいる」「成長できる」など、本著では具体的に説明されていますが、特に印象的なのが「人材ポリシーがある」ということ。

    対外的にどうあるかというビジョンはほとんどの組織が作っていると思うけれど、メンバーとどう向き合うかという「人材ポリシー」は作っていない組織も多いのでは。

    その組織として、人とどう向き合うかの指針があるということはそれだけメンバーを大事にしているということで、本著で紹介されているCRAZYさんはメンバーとその家族を大事にすることを掲げているし、先日お話を聞いたツクルバさんもコミュニティのポリシーを持っているそう。

    ビジョン志向がつよい組織では内部のマネジメントに目がいかないこともあるけれど、CRAZYさんやツクルバさんのように人材ポリシーを掲げることが結果的にいい人材を集めることにつながり、組織として目指す未来を実現することにもつながるんだろうな。

    採用担当者の方にはオススメの一冊です!

  • 働きやすさではなくて、働きがいのある職場。
    誰の為に何をするのか、を共有する。

  • 元リクルート人事の佐藤氏の著書。
    さすが、と言わんばかりの合理的な理論に基づく採用関連の分解化と戦略。
    事例も多数載っていてわかりやすい。

    経営、人事に携わっていない私だが、読んでよかったと思う一冊。
    今後は人事チームに限らず、「性格の良さ」は個々からも発信する時代になると思うので。


    --------------------------------------
    ■中小企業が採用で勝つポイントは性格の良さ

    会社の売り上げ・規模・伝統といった外見ではなく、
    大手企業では得られない"やりがい"や、"多様な働き方"を柔軟に提供すれば、
    良い人材を獲得することは十分に可能

    また、「外見」は入社理由にはなるが退社理由にはならない
    →多くの場合は退職理由は「性格」が理由なので、
     性格の悪い企業は採用だけでなく定着・退職面でも悩むバッドスパイラルに…


    ■自分より優秀な人材を採用しろ

    リクルートでは「自分より優秀な人を採用しろ」というのが採用基準
    自分がコントロールできる人材だけを採用していたら会社は衰退する

    いい人材を集めるには「マーケティング発想」で考えてみる
    →相手の立場で「どうしたら応募するだろうか」を考えること

    求人情報にはハードとソフトの情報がある

    ハード:企業規模、歴史、ブランド、給料、業界のポジショニング
    ソフト:ビジョンや理念、どんな仲間がいるか、働き甲斐、働き方

    日本は新卒で入社するときに外見=ハード情報で選ぶ人が多い
    その人たちが転職を考える際は「性格で選ぶ」という人たちが必然的に多くなってくる


    ■働き甲斐のある会社

    働き甲斐は「ビジョン」「成長」「仲間」で出来ている

    ビジョン:会社と自身のベクトルがフィットしているか
      仲間:半径5mの人間関係は良好か
      成長:朝鮮から達成感・成長感を得られるか

    ex)VOYAGE GROUP
    「人を軸にした事業開発会社」
    →何をするにも「人」がスタート地点であり、「0→1」を生み出すのも「人の想い」
     事業は何をやるかも大事だが、誰がやるか・誰とやるかも重要


    ■ビジョンとは社会とのつながり

    ビジョンは「誰のために何をするのか」
    言い方を変えると自社が社会に対してどんな貢献をするのか、という社会とのつながりを表す
    →これを明確にすることで「いい人材が集まる武器」になる


    ■イクボス的マネジメントの心得

    1.オーダーメイドの指導と声掛け
    2.チームワークの向上
    3.ボス自身の覚悟

    ■生産性の高い労働=脱長時間労働

    ex)スタートトゥデイ

    *ろくじろう(9-15時勤務)
     ・昼休みを取らずに15時まで勤務し、終わっていれば帰宅OK
     ・定例会議や報告会は1時間ではなく15分単位で設定
      →時間への意識が高まった
       →資料を視ずに、プレゼン者の話をしっかり聞くようになった
        →資料作成の時間が減り、プレゼン力の向上にもつながった

    ■採用は経営課題

    会社にとっての最重要プロジェクト
    →変革はトップダウンで行っていく必要がある

  • Yotsuya

  • 請求記号 336/Sa 87

  • 中小企業における人材確保の示唆に富む1冊。スタートアップでの理想的な働き方を提唱してくれる。

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