平家物語転読: 何を語り継ごうとしたのか

著者 :
  • 笠間書院
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305002747

作品紹介・あらすじ

平家物語全12巻のエッセンスを本書一冊で読む。それが「転読」。女性の祈りとともに、いくさの物語が閉じられる平家物語は、何を語り継ごうとしたのか。巻一から巻十二まで、ポイントを丁寧に読みながら、面白さを語り伝える。新説多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • あれ?随分以前に読んだ本なのに、登録していなかった。

    山下宏明『平家物語入門』に似ているけれど、口調が軽くて読みやすいので、本当の入門はこちらからがオススメ。
    祇園精舎の鐘の音は、ゴーン!ではないってオビが斬新だったなあ。。。

  • もとは講演していたものらしく、話し言葉で書かれていて非常に読みやすいです。
    文学面だけでなく、『玉葉』などの資料を用いて歴史面から考察したりしています。
    平家物語に一歩踏み込みたいという方にオススメ。

  • 平家物語って全部で12巻もあるんだ!

    平家物語が史実を基にしたフィクションだ。
    歴史的事実を越えて「人間」を表現している。
    時代は変わった。何もかもが変わった。それでも人の心は変わらない。
    いつの時代も人はそれぞれのやり方で自分を取り巻く世界を表現して理解しようとしてきた。

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著者プロフィール

1945年、佐渡に生まる。早稲田大学大学院修了。岩手大学教育学部助教授を経て早稲田大学文学学術院教授。現在、早稲田大学名誉教授。
主著に『平治物語の成立と展開』(汲古書院)、『平家物語の誕生』(岩波書店)、『岩波セミナーブックス・平治物語』(岩波書店)、『平家物語転読―何を語り継ごうとしたのか』(笠間書院)、『いくさ物語の世界―中世軍記文学を読む』(岩波新書)、『中世尼僧 愛の果てに―『とはずがたり』の世界』(角川選書)など。

「2017年 『「平家物語」という世界文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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