寛永版醒睡笑(上): 酔生書菴蔵 (笠間影印叢刊)

制作 : 鈴木 棠三 

• 笠間書院 (1983年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

醒睡笑の伝本には広本と狭本の二系統があるが、本書は狭本系の最善本とされる寛永版をハイライト版にて精密に影印。作者は策伝和尚。底本は、八巻三冊本、万治元年板との校異が朱を以て施されている点等、極めて貴重な書。解説には刊本成立事情を辿った秀逸な論考等を収載。

感想・レビュー・書評

[monkeypodさんの感想 · 2012年2月8日]

江戸初期の噂話を面白く書いた本。

例えば、「汚い」の語源は、北は”水”を表し綺麗だから、「北じゃない」の意味で汚いになったなど。本当かどうかではなく、眉唾物の噂話集。ただ字が難しくて、読むのが困難なため挫折。