川端康成スタディーズ: 21世紀に読み継ぐために

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制作 : 坂井 セシル  紅野 謙介  十重田 裕一  マイケル ボーダッシュ  和田 博文  Michael Bourdaghs 
  • 笠間書院 (2017年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305708229

川端康成スタディーズ: 21世紀に読み継ぐためにの感想・レビュー・書評

  • 2014年にパリで開催された国際シンポジウム「川端康成21世紀再読ーモダニズム、ジャポニスム、神話を越えて」の内容を日本国内向けに出版されたものです。
    世界文学の枠の中で、そして国内においてすら「日本の美や伝統」体現する孤高の作家という固定観念に封ぜられてしまった川端文学を多くの研究評論により今日的な観点で捉え直していく試みがなされています。
    川端の原作映画、全41作(国外含む)を紹介する「原作映画事典」や、世界文学として各国での受容史をまとめた章などもあります。
    没後45年を経た川端康成ですが、未だにこういった研究がなされ続けているのはさすがはノーベル賞作家といったところでしょうか。
    後続の作家も含めて今後もこのような試みが続いてくれることを期待します。

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川端康成スタディーズ: 21世紀に読み継ぐためにの作品紹介

20世紀ノーベル賞作家、川端康成をどのように解釈、あるいは再解釈してゆけるのか。文学・美術・映画、あらゆる分野から巨人を分析し、既成の批評神話の超越を目指す。今世紀以降も読み直し、翻訳や考察を続行してゆくために、何をどうしていけばいいのか。
パリで開催された「川端康成」の国際シンポジウムをもとに、ヨーロッパ・アメリカ・アジアの執筆者が大集結。近代の文化遺産、KAWABATAを、世界の舞台に再生する。

特別寄稿、多和田葉子・四方田犬彦。川端研究史上初、志村三代子による川端原作映画の紹介事典付。

執筆は、坂井セシル/多和田葉子/川端香男里/ジャン=ノエル・ロベール/平中悠一/アーロン・ジェロー/スティーブン・ドッド/和田博文/仁平政人/李征/鈴木登美/ジョルジョ・アミトラーノ/田村充正/金井景子/イルメラ・日地谷=キルシュネライト/紅野謙介/十重田裕一/マイケル・ボーダッシュ/四方田犬彦/志村三代子/兪在真/黃翠娥/信國奈津子/坂上弘。

【一九六八年に日本文学史上初めての文学ノーベル賞を受賞した作家の研究が、没後約45年経った現在、国際的な場で再考察されるのはごく自然なことであろう。この再考察は既成の文学研究の蓄積をふまえながら、批評方法をさらに批評してゆき、新しい視野を開拓してゆく所に目標がある。大きく分けて、作家の同時代的で実験的な創作法、つまりモダニズムと、日本の伝統的な美学や慣習に修飾を求める表現法、つまり伝統主義の両方を、批評的な神話と捉えて、それらを超越してゆく観点を編み出してゆくのが、本書のねらいである】…序文「川端研究の新しい広場を作るために」より

川端康成スタディーズ: 21世紀に読み継ぐためにはこんな本です

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