俳句のルール

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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305708403

作品紹介・あらすじ

これだけ知れば楽しく読める/詠める10の俳句のルールをやさしく説明 !

高校の教科書に載っている作品を中心に、俳句の魅力を味わうのに十分な10のルールを選びました。初めて俳句を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な俳句案内書です。

俳句の面白さとは、わずかな素材と、たった一つのレトリックに込めた「感じ」を読み取るところにあると言っていいでしょう。そのためには、多少のルールを了解しておくことが不可欠です。
本書を読まれた方は、読む以前よりも、この小さな詩を自力で読み解く視点を確実に得られるでしょう。そして、たとえ俳句を詠まなくても、場合によっては写真を撮ろうとする衝動に駆られることでしょう。
よりよい写真を撮ったり、人の心を動かす文章を書いたりすることへの大切なヒントをも、本書は内蔵しています。そうした「視点」を得られることこそ、本書の「ねらい」です。

執筆は、井上泰至/片山由美子/浦川聡子/井上弘美/石塚 修/中岡毅雄/深沢眞二/岸本尚毅/青木亮人/木村聡雄/森澤多美子。

感想・レビュー・書評

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  • 俳句は小さな詩。「見たまま」「ありのまま」をなぞるだけならちっぽけなものしかできない。しかし「見たまま」「ありのまま」を描こうとした結果、「見たまま」「ありのまま」以上の何かが見えてくる。そこに写生の可能性がある。「描写」は文章の基本。俳句の表現とそれを成り立たせる視点は、日本語の勘所。この本は俳句を読むことに留まらず、よりよい写真を撮ったり、人の心を動かす文章を書いたりすることへのヒントを内蔵している

  • ルールが書かれているようなないような。書いてあるには書いてあるけど、ルールというより「お約束」といった方がいいかも。
    俳句の入門書としてはいいけど、これじゃなきゃという程でもない。

  • 俳句を味わうための入門書。
    季語・字余り・省略・切れ・句会・文語・滑稽・写生・無季自由律・国際俳句について、例をあげて解説されている。

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著者プロフィール

昭和27年7月17日、千葉県生まれ。同54年、鷹羽狩行の指導を受け作句を始める。翌年「狩」入会。平成2年、第5回俳句研究賞、同19年、『俳句を読むということ』(平18)で俳人協会評論賞、同25年、句集『香雨』(平24)で俳人協会賞を受賞。同30年12月、「狩」終刊に伴い「香雨」創刊・主宰。
句集に、『雨の歌』(昭59)、『水精』(平元)、『天弓』(平7)、『風待月』(平16)、『片山由美子句集』(平10)、『季語別片山由美子句集』(平15)、『昨日の花 今日の花』(平28)。著書に、評論集『現代俳句との対話』(平5)、『定本 現代俳句女流百人』(平11)、対談集『俳句の生まれる場所』(平7)、エッセイ集『鳥のように風のように』(平10)、入門書『今日から俳句―はじめの一歩から上達まで』(平24)などがある。
「香雨」主宰。俳人協会常務理事。日本文藝家協会会員。

「2019年 『片山由美子作品集I』 で使われていた紹介文から引用しています。」

片山由美子の作品

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