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- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784306052253
作品紹介・あらすじ
本書は構成学の立場から、形の秩序と構造、自然形態とフラクタル、そして今日の建築とデザインの潮流とフラクタルとの関係などを、わかりやすく論じた造形の入門書であり、デザイナー、建築家をめざす人びとの必読書である。
感想・レビュー・書評
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フラクタル理論が提案されて以降の建築デザインの歴史と変遷がメインのテーマ。
幾何学的デザインからの転換として、非常に有効な理論であったそうで、建築業界でのモダニズムからポストモダニズム、そして脱構築主義への変遷について、フラクタルという切り口からの説明がなされている。
建築のみならず、自動車や列車、加えて模様についてなど、多様なデザインについて言及されており、著者の博識ぶりに驚く。
タイトルに造形とあるように、美しいかたちを考えるための一つの指標として、フラクタルがいかに身近なものであるかがよく分かる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろすぎる。
個人的にだいすきな、六角形、黄金比、ひび割れ現象、葉脈、オウムガイ、トラス構造、ヴォールト、流線型、茶の湯、山羊の角、雪、スプーン、指紋などなど、フラクタルと関係した造形についてをデザイン学的に解説した本です。この手の書籍にしては読みやすく、わかりやすいです。
羅列した単語のうち、複数好みが当てはまったなら、それだけでも試しに読む価値ありです。
読了後、きっとものの見方が変わります。 -
未読
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