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- Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
- / ISBN・EAN: 9784306073302
作品紹介・あらすじ
太陽を招く大きな穴と二重螺旋のスロープ、世にも不思議な公共施設。ル・コルビュジエの志を継ぐ闘いの軌跡。日本建築家協会推薦図書
「新宿駅西口広場が求められた機能を果たすだけではなく、地下にありながら行き交う人々に太陽の光と広がりのある都市的な景観を提供できたとすれば亡き坂倉準三と担当者一同の喜びである。新宿駅西口広場および地下駐車場は、竣工後、半世紀を迎えるが、その建設記録は残念ながら断片的な資料しか残っていない。幸い、当時の坂倉準三建築研究所の担当者たちが資料を集め、調査し、記憶を甦らせて、まとめたのがこの本である。この機会に建設当時の記録が出版され、一つの戦後史として将来への参考になれば幸いである。(阪田誠造)」
感想・レビュー・書評
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世界最大の乗降客数を持つ鉄道駅の大量の乗降客を黙々と処理している駅前広場が、どのようにして計画されてたのかが、非常にまとまりよく書かれている本。
図面なども主だったものが掲載されており、わかりやすい資料集としてもよくまとまっている。
複数の鉄道路線のターミナルや乗換機能を果たしつつ、また超高層ビル群の整備により計画時点からさらに大きく乗降客数が増えた現在においてもその機能を果たしているというのは、素晴らしいことであると思う。
また、一方で建築家・坂倉準三氏が水盤やタイル仕上げに込めた詩情のような想い入れも、意外性があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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