少年アリス

著者 :
  • 河出書房新社
3.69
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本棚登録 : 951
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309005454

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  • 思えばすべてはここから始まった…長野まゆみへのはまり道。

  • 少年アリス。
    まずタイトルに惹かれた。今思えば、アリス少年が少女アリス並の不思議体験をすることから名付けられたのだろうか。どきどきの異世界体験と微かな恐怖。まさしく不思議の世界。
    初めて手にしたときは少し読んでやめてしまった。あまりに不思議で気分が乗らなかったのだ。ただ、表現の美しさには目を見張った。最近センター対策でマーク演習をしていた時、長野まゆみの「鳩の栖(すみか)」という小説を読んだ。すぐにその名前と繊細な言葉選びから「少年アリス」の人だと思い出した。そして先日手にして驚いた。読み進めてみると瞬く間に引き込まれた。無駄な前置きがなく、すぐ本題に入る。抵抗を感じたのは冒頭のほんの一瞬あたりで、すぐに不可思議かつ唐突な内容にも頭が馴染んだ。
    ゆっくりと時間の経過する本だ。童話と思って読むのがいいだろう。とてもお洒落で魅力的な小話である。

  • 長野まゆみで初めて読んだ本

  • 長野まゆみデビュー作。少年たちによる幻想的な世界観はすでに確立されています。

  • 長野原点。そして出会い。

  • 面白かったです・・・!なんかずっと夜のイメージなんですよね。

  • 澄み渡った綺麗な文体。

  • 今や熱狂的ファンを抱える人気作家となった長野まゆみの、デビュー作。<br>アリスと蜜蜂、この少し変わった素敵な名前を持つ、2人の少年を中心に話が綴られていきます。<p>石膏の卵、置き忘れた色鉛筆、ブリキの月…魅力的な小道具に彩られて、読み手は夢と現実を行き来するような体験をさせられます。長野作品に特徴的な、透明な夢を漂うような感覚がやみつきになる人も多いのでは…</p>アリスと蜜蜂、二人の友情の描かれ方はどこかさわやか。どこか掴み所のないアリスと、強がりで友達思いの蜜蜂、なかなかいいコンビです(笑)<p>理科室とか、稲垣足穂とか、好きな人は絶対読むべきでしょう!</p>

  • 不思議で本の中に引き込まれます。

  • この作品の系列は苦手。入り込めない(;_;)

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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