- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309006208
感想・レビュー・書評
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初期の作品。
これでもかってくらいに著者による挿絵が入っていて、作品への熱を感じる。
紅於はふつう
頰白鳥はちょっとヤバい
草一は違う次元
頰白鳥は沈みたいと沼に沈んだ。
突然青い水蓮が咲き始めた。
沼の上を青い鳥が飛んで行った。小さく陶器のような瑠璃色。
草一は沼に消え、紅於も沼の方に。
草一は既に死んでると思ってたけど、
青い鳥は洗面台に置いてあった水笛かな。
祖母は顔色の悪い頰白鳥を診療所へ連れて行ったくらいで話には出てこない。
雰囲気小説。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沼の中って、どんなだと思う。
夕暮れから夜に変わる、日の入りのシーンは美しかったです。
それにしても謎がいっぱいなんですがこれは再読の必要アリですね。笑 -
謎の沼。
幻想的だけれどゾッとする。 -
'93.12読了。
これも再読率高い。 -
暑い夏なのに沼のねっとりとした冷やかさが全体を覆っているような世界でした。
何故そうなったのかがはっきりとしないまま終わるのでもやもや感が残りました。 -
暑い夏のはずなのに暑さを感じず、むしろ肌寒ささえ覚えます。そして決して綺麗なイメージではない泥が、とても肌触りの良い柔らかいクッションのような…。暑い夏の幻のような、とても綺麗なお話。こちらには著者様の挿絵がたくさん入っていて、文庫版より好きです。
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イラストもきれいでよかったです
感触の描写と、温度の描写がとても好きです。 -
最初から最後まで不思議な本。
ラストちょっと恐い。
頬白鳥がいい意味で悪ガキです。好奇心旺盛な男の子系。
草一がよくわからないキャラですね。
てっきり沼に沈んだ経験があるのかと思ってたけど、
謎を残して完結…不思議〜。 -
夢遊病設定だいすきです。