綺羅

著者 : 栗木京子

• 河出書房新社 (1994年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[かわうそ亭さんの感想 · 2014年3月13日]

女流歌人、よき妻よき母となりて、いささかたいくつ。

[まいこさんの感想 · 2010年12月9日]

あとがきに、「詠うことによって励まされている自分を発見してもいる」とあるけれど、私もこの人の短歌を読むことで励まされることが多々ある。
「四十代も間近の年齢になると、心身ともに種々の贅肉がついてくる」とあるが、さっぱりとした切なさのある素敵な歌集だと思う。

著者プロフィール

1954年　愛知県生まれ。京都大学理学部卒。塔短歌会選者。
読売新聞、西日本新聞、婦人公論の短歌欄の選者。
歌集は『夏のうしろ』（若山牧水賞、読売文学賞）、『けむり水晶』（迢空賞）、『水仙の章』（斎藤茂吉短歌文学賞、前川佐美雄賞）など８冊を刊行。
評論集に『名歌集探訪』『うたあわせの悦び』『現代女性秀歌』、入門書に岩波ジュニア新書『短歌を楽しむ』『短歌をつくろう』がある。

「2017年 『南の窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」