銀河電燈(でんき)譜

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著者 : 長野まゆみ
  • 河出書房新社 (1994年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309009445

銀河電燈(でんき)譜の感想・レビュー・書評

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  • 親戚関係がややこしくて、家系図を書きながら読み返した。このややこしいのが面白く感じた。
    「銀河鉄道の夜」の宮澤賢治が主人公の話、かな。
    大人向けメルヘン。

  • 大正から昭和初期、わたしの好きな時代設定だった。壮介の言葉が心に響いた。
    2015/2/1

  • 宮沢賢治が辿った銀河鉄道の旅と、上京先で巡り合った人々を描いたファンタジー。
    本当の宮沢賢治が東京で如何様な出会いをしたのか定かではないが、彼の視線から人々の数奇な生き様を見ることは、なかなか愉快であった。

  •  人間関係が複雑すぎて
     思わず家系図を書いてしまった。

  • 難しかったです。人間関係の相関図を書きながらではないと、私みたいなのは物語りについて行けません。
    なにより物語り序盤からの性行表現に本を投げたくなりました。
    宮沢賢治のオマージュ作品だと思っていたので、ここでもBLは譲れないのか! と。それさえなければ★はもう一つプラスできました。やっぱりBLは苦手です。

    各章の最初に出てくる老舗名家の話と賢治の話が混じりながら進むため訳が分からなくなりました。ここで挫折し、半年近く積読状態。そこから読み始めたのでもうさっぱり。
    読み直すほどの気力が沸かないため、当分は訳の分からない作品として本棚にしまわれ続けるんだろうなあ……。

  • 内容(「MARC」データベースより)
    妹としの魂を求め花巻駅を旅立った賢治。
    車中、賢治に語りかけられるメッセージは何か?
    列車はどこへ向かうのか?
    賢治と妹の魂と兄妹の因果を、
    銀河鉄道に同乗した一人の少年にチャネリングした、
    長野まゆみの異色最高作。

    *☆*――*☆*――*☆*

  • 再々読。再読でも、やっぱり人間関係に混乱しつつも一気読み。何度読んでも切なくなります。

  • 10年前からお気に入りの本。
    この度Bookoffで美品を購入したので、改めて読み返しました。

    長野女史独特の美しい云い回しとか、美少年とか、老舗の名家にまつわる因縁深き家系図とか、大好きな要素満載の本作ですが、今回読み返して知ったのは、物語の空気に何よりも惹かれているってこと。
    吹雪の中をえんえんと走り続ける夜汽車や、東北の凍てついた空気、いとしい人を求めて彷徨う魂など、どこか孤独を感じさせる雰囲気に魅了されているのかもしれません。

    いま読み返してみて分かったことも多く、いろいろとすっきりする部分もありました。
    長野作品で一番好きな物語です。

  • 宮沢賢治が汽車の中、自分の作品の登場人物たちに出会い、自分の中の汽車に乗り続ける理由を心の奥底を浮かび上がらせていく。

    そのあとにもう一つ入ったお話は前半より幻想の度合いが下がり、落ち着いたお話。

    後半を読んだ後に、また前半を読むとまた違う一面が見えそう。人間関係図を書きながら。

  • 宮澤賢治と「銀河鉄道の夜」に題材を求めたようなお話。

    賢治が汽車で相席になった、招人(よりまし)の少年・真茂留に絡み合う老舗問屋「駒泉」の凄絶な一族間の愛憎劇と、賢治自身の記憶の旅「銀河電燈譜」と、
    賢治が東京に滞在しているときの川島一家との交流「夏日和」の2編を収めております。

    最近のものばっかり読んでいたので、
    そういえばこのあたりの作品て、
    何ていうか、わかりにくかったよなあと思い出しました。

    複雑すぎる「駒泉」の一族事情は、一読しただけでは全く掴みきれないし、
    ふたりの俊夫の意味とか、「銀河~」のラストとか、「夏日和」の壮介の本心とか、
    曖昧にしかわかりません…

    でも、この硬質でぴんと張り詰めた空気に惹かれたんだよなあ…

    「銀河~」は、賢治と一緒に翻弄されているようで、幻想的な感じもありますが、
    「夏日和」は現実的な話なので、この落差にもやられます。

    「夏日和」のラストは特に、その後が「銀河~」でほのめかされているために、胸が痛かった…。

    大正とか昭和とかの匂いと艶をきれいに引き出してくれるので、
    読んでいると自分の現実を忘れてしまって、読み終わると戻ってきたことが寂しくなったりするのはきっとわたしだけではないはず。

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