香山リカのきょうの不健康

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  • 河出書房新社 (1996年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309010748

香山リカのきょうの不健康の感想・レビュー・書評

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  • 確かにミュージシャンって、神経症気味の人が多いように思うけど実際どういう風に病気とつきあってるものなの?っていう本。だけどあんまり神経症的な部分を自分のナルシスなところに使ってる人は3人の中にはいなくてむしろ「いやあ、なんだかなあ、こんなことになっちゃって」という感じのスタンスだったところがよかったです。
    大槻ケンヂの話がやっぱりおもしろいのは贔屓目なのだろうか。。

  • どちらかというと香山リカは、ライブでファンからキャーキャー騒がれる自分と素の自分の差への悩みや“病んでいる”ことと創作の関係などの「アーティストが神経症であること」について聞きたがっていたようだけど、3人とも神経症の原因に自分がアーティストだからという要因はあまり考えていないようにみえた(もちろん多少は関係していたけれど)。

    私も勝手に「アーティストなんだからすごいストレスがかかって、すごいことになっちゃうんだろうなー」と思っていたので、読んでみると「あれっ普通の神経症じゃん」という感じ。
    一般人の生活とアーティストとして生きることは神経症についてはそんなに差がないことなんだろうか。それとも本人たちが当たり前だと思って意識していないだけで職業病っぽい部分はあるんだろうか。

    ただそのおかげで一般の人にも神経症がどういうものかが分かりやすいし、何らかの悩みを抱えている人にとっては励まされる本になっているんじゃないかと思う。

  • 著名な精神科医香山リカが、神経症である(半分以上治っているが)3人と対談した本。面白かった。

    香山リカについては説明不要だろう。本業の医療活動以外に多くの著書を記し、その領域は精神医学に収まらない。

    実はおれは、香山リカの本は初めて読んだ。雑誌のエッセイかなんかで読むことはあっても、まとまって読む機会は今までなかった。

    発言が多い人だからいっぱい喋るのかな、と思いきや、なかなかどうして、香山リカは極めて上手な聞き役なのである。対談相手に、不安神経症のことなど上手に喋らせる。それもそのはずだ。なんと言っても本業は精神科医なのだ。患者に喋らせるのが仕事だ。

    病気の話となるとどうしても自慢話や自分だけ苦労したという話になりがちだが、この3人に関しては、そんなところは微塵もなかった。どこか突き抜けている。大槻ケンヂのところででてくるが、森田療法の、悪くてもいいからいってみよう的な、爽快さを感じる。

    それが読後感を爽やかにしてくれているんだろう。

    3人がミュージシャンであることも関係しているのかもしれない。

    ともかく、悪くない本だ。不健康だっていいじゃないか。胸を張って生きよう。

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