夏の少年

著者 : 川西蘭

• 河出書房新社 (1997年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[くら太さんの感想 · 2008年7月16日]

時代設定は昭和40年代だが、古くささは感じない。
時代は変わっても子供が思うことはそんなに変わらないからだと思う。

[アヤさんの感想 · 2006年5月27日]

懐かしいニオイ。コエ。ヒカリ。アセ。今でもそこにあるのに。。。遠い遠い…夏休み。不安定で頼りないけど意外と強くて深い。楽しむ事の天才。何でも楽しくて珍しくて新鮮で。怖くても勇気で乗り越える。”今”必要なモノはすべて揃ってる。あとは心に残すだけ。青い空の光に目を細めて、キラキラの水と心地良い水の流れを感じて友達の声にセミの声に。。。僕は心から笑えた。ある日、気付いた。気付かされた。いつかこの夏休みも終わるんだと。それはオレンジ色いっぱいの秋の始まり。そう。これからも続く。そして、いつか夏休みはまたくる。必ず、戻ってくる。