- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309014715
感想・レビュー・書評
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随所に漂う色気。
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「猫飼亭」という風変わりな屋号。土蔵造りの厳しい構え。膝の上に灰色の猫をのせ、喉を撫でつつ煙管を使う若い男。この屋敷を訪れる者は、猫の世話をするつもりが、「猫」にされてしまうという……。
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面白かったー。日本語の美しさに加え、小道具のセンスもシチュエーションのセンスも最高だ。猫飼亭の兄弟にも萌えた。エロ度も高くて大満足の一冊。
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何の気なく読み始めて、
どんどん惹きこまれて、
部屋が暗くなっているのに、電気をつける動作で読むのを中断したくなかった、
ドキドキしながら読んだ一冊です。 -
官能的でありながら読後にどこか清々しさが残るのは、登場人物たちが皆救われているからだろうか。
流麗な文章で易しく綴られ、くすりと笑えるところもあって、読んでいてとても心地良かった。
長男さんは両刀だそうだから、是非一度お願いしたいものです(笑
それにしても…… 駒形兄弟恐るべし!ですねぇ。 -
猫と兄弟の話。
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猫だけど猫じゃない!まさかの日暮かわいかったです。
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猫シッター求む。冒頭の、花弁をくちびるに喰んだ少年に、さわやかな婉麗さを見た。えろくないのに、背筋がぞくぞくした。ううん、耽美。
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オムニバス形式。長野まゆみ作品の中では読みやすい方ではないかと。
冒頭の耳の中の桜のシーンは始めて読んだ時から頭に強く焼き付いて離れません。俗な表現だけど耽美でエロい。
同性愛を扱った作品ですが泥臭さやベタベタな甘さはなく、いわゆるBL小説とは違った趣の作品です。
繊細で静か、それでいて生々しさのある描写。