心にとどめておきたい悲恋伝説: いまも語り継がれる美しい日本の愛の物語
- 河出書房新社 (2003年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309015880
感想・レビュー・書評
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全国にある言い伝えのうち、悲恋を集めた一冊。やっぱり古代が多いです。
裏には秘められた権力的陰謀的歴史が隠れてるんだろうな~とか思いつつも、たまには表面のみに触れて素直に読むのもいいかな。 -
声を聞きたいと思ったらすぐにダイヤルすればいい電話も
会いたいと思ったらすぐに飛び乗れる電車も
なかった時代。
身分違い、敵方の想い人、時には異形の者と恋に落ち、
戦に引き裂かれ、帰らぬ恋人を待ち続ける…。
津々浦々に残る恋物語を集めた本書。
偶然にも近所に残る伝説が載っていたので、その場所の近くを通る時は、「ここであの二人が哀しい別れをしたんだな」としみじみ感じ入るようになった。全国の物語まんべんなく載っているので、意外と自分の知っている場所が載っているかも。 -
日本各地に残る悲恋伝説おおくは平安時代や鎌倉時代のお武家さまとさとの娘のものがたりそしてお坊さんと稚児もよくあります。けっこう近くにも伝説があることを知りました。
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幼少時、とても感動して泣いたお話をこの本でようやく見つけました。6歳で既に悲恋話にめろめろだった(笑)
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本当にお互いの事を愛していながらも、悪戯な運命のせいで悲しい結末を迎える男女の話が沢山。
悲しい話だからこそ、儚くて美しいと思わされる場面が多々ありました。