江戸まぼろし草子

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 26
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309015989

作品紹介・あらすじ

江戸の町を舞台に繰り広げられる至極の不思議小説集。

感想・レビュー・書評

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  • シーボルト事件や赤穂浪士の仇討ちなど、歴史上の事件や人物も出てくるが、薄幸だがあけっぴろげで明るい遊女と夢破れて遊女の手習いの師匠をしている男のふれあいを描いた「けいどう」がよかった。

  • 特に心に残ったのが…

     忠臣蔵裏話「二つの竹」
     小さな事が人の運命を大きく左右する「材木屋の隠居」
     弓に熱中した旗本の恋「矢取女」
     「奥の細道」結びの地・大垣で松尾芭蕉と弟子の秘話「芭蕉とその弟子」
     見世物小屋の男と画家とのつかの間の友情「石の男」

  • 江戸シリーズ5作目(これだけでも読めます。)
    「江戸」という時代で悩み、生きた人たちの生き様をほんの少し見た感じ。なんでこう「江戸」という時代・場所には不思議な魅力があるんだろうか。それこそ「まぼろし」の時代であるようなつかめそうでつかめないものが次々と出てくる。

  • お侍さん最高。

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著者プロフィール

美術評論家。1976年から平凡社『太陽』の編集長を務めた後、独立。幅広い分野で執筆を行う。

「2023年 『アジア・中東の装飾と文様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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