恋と退屈

著者 :
  • 河出書房新社
3.88
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本棚登録 : 431
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017822

作品紹介・あらすじ

僕の部屋は僕を守るけど、僕をひとりぼっちにもする。ロックバンド銀杏BOYZの歌手がさらけだす血と汗、涙と笑い、ちょっぴりすけべな日常の記録。

感想・レビュー・書評

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  • ブログよんでなかったので新鮮に読めた。
    直球でやさしくて素敵。

  • 文体がすごく好きだった。峯田は本当に子供がその純粋さのまま大人になったような人だなと思った。

  • ゴーイング・ステディと銀杏BOYZの音楽には、まだ出会っていないのですが、その2つのバンドの中心人物である峯田和伸さん。この人は、もう、絶対的に大好きですね。

    映画でいうと「アイデン&ティティ」と「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は観たのですが、そらもうどっちの峯田さんの演技も、抜群に刺さりました。「こりゃスゲえ!」って。TVドラマ「高嶺の花」は、まだ未観なので無念。石原さとみ&峯田和伸って、マジでウルトラすげえ組み合わせだよなあ。いつか観るぜ。

    で、何故にロックバンドマンであるところの峯田さんの、本業であるロック音楽をちゃんと聴いたことがないのに、なんで峯田さんの事、好きなのよ?と言いますと、この本の内容が圧倒的に素晴らしいから、という事になります。

    何故にここまで、あまりに嘘偽りなく赤裸々に開けっぴろげに、自分の事を語る事が出来るものなのかね?いやきっと、そらもう人間だもの、ある程度の虚飾は、ぜってえ入っていると思うのですが、思うのですが、でもそれでもなお、この本の内容は、あまりに無防備に、素晴らしいのです。そのように、自分には、感じられたのですよね。

    ロックンロールの素晴らしさを、音楽を通してではなく、文字を通して、こんなにも伝える事が出来るだなんて。こらもう大尊敬。嫉妬すらしてしまう。間違いなく、峯田さん、好きですね。で、いつか、ちゃんと、峯田さんの音楽にガッツリはまる日が来るのだろうなあ。その日を楽しみにしているのです。

  • 銀杏ボーイズも峯田さんもずっと知っていたけれど
    きちんと知ろうとしたことはなくて。

    わたしの好きなkeisuke kanda や大森靖子ちゃんがリスペクトしていたことから興味を持って読んでみた。
    (音楽は聴いてみたけどよくなじめなかった。)

    前から人なつっこいあったかい顔をしている方だな、
    と峯田さんのことを思っていたのだけど、
    やっぱりその通りだな、人柄は顔に出るのだなと実感。

    ずっと男子高校生みたいにバカでエッチで
    不器用でまっすぐで優しくてかなりロマンチストで
    最近は男性不信になったりしてたけど
    男の人ってやっぱり可愛い生き物なんだわ、と思いました。

    今から15年も前に出版されたものだなんて信じられないよ。(峯田さんはガラケーでブログを書いていたわけで)

    もっと峯田さんの書いた書籍があれば読んでみたいな。

    長野のライブで骨折してそのまま入院してブログを書いてて、それが看護婦さんにばれちゃったあたりの話が特に好き。

  • このときの峯田すっごくすきだったな。
    いまはすっかり商業的になってしまったけど認知度が高まってそれもまたうれしい。

  • 峯田さんの破天荒な姿に度肝を抜かれる
    なんていうか痛そう
    最後のリリーさんからの手紙が一番好きでした

  • 2004年から2005年にかけて銀杏BOYZはライブツアーを行った。何度も怪我をした。入院もした。警察にも捕まった。彼らを見た人々は彼らから目を離すことができなかった。銀杏BOYZはすり減りながらも続いていく。
    この頃に彼らが制作した2枚のアルバムは多くの音楽ファンの心を鷲掴みにした。

    高校生のときにこの2枚のアルバムを聴けてよかった。彼らに出会えてよかった。2014年発売に発表された2枚のアルバムもまた衝撃的なものだった。何より衝撃だったのは、ずっと続いていくと思っていた銀杏BOYZから峯田さん以外の3人のメンバーが脱退したことだった。

    言うなれば、この2004年から2005年のブログを書いている峯田さんは夢のような場所にいたのではないだろうか。最高のメンバー、友だち、ファン、すばらしい音楽たちに囲まれた峯田さんが他に何を望んだだろうか。
    事実、この後のレコーディングは難航し、アルバム発表まで9年もかかってしまう。高校生のときに銀杏BOYZに出会った自分もいつのまにか社会人になってしまった。

    先日、サンボマスターと銀杏BOYZ(峯田さんの弾き語り)の対バンイベントを観に、郡山のライブハウスまで行ってきた。ライブ形式が変わっても、銀河鉄道が何章になろうとも、峯田さんは峯田さんだった。銀杏BOYZはずっとそこにいた。自分だけが勝手に大人になったような気になっていただけだった。
    次のアルバムが出るまでにまた9年経ったとしても、自分は銀杏BOYZが好きだと思う。
    鼻水やよだれを垂れ流して暴れまわる銀杏BOYZも、過去のくやしさやみじめさに寄り添うようにそっと歌い上げる銀杏BOYZも、自分にとっては憧れなのだ。
    峯田さんは『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公みたいに色んなことを代弁してくれる。

    (いつか村井くんアビちゃんチンくんと一緒に演奏する銀杏BOYZを観れたらどんなに素敵なことだろう)

  • 舞い上がっている時、落ち込んだ時、何となくぼんやりしている時、
    そんな人生のほんの一握りの時間にこの本はいつも枕元にありました。
    語彙、表現力、不器用さ、その全てが心地よい。

  • 初めて彼を見た時に、とてつもない生命力を感じた。
    なんだかうしろめたくて、それまでは自分の中に閉じ込めていたものを、彼に肯定された気がした思春期。
    を思い出した。

    これは峯田和伸の2004年〜2005年までの日々の記録を書籍化したもの。
    あの鷲掴まれる言葉の数々は、こんな繊細な人間から生まれているのだなーと気付く。
    “ときめく”って大事ですな、忘れちゃいかんですな。


    あ、でも下ネタ注意※

  • バカ話50%

    下ネタ30%

    でも、残り20%が心に響く。



    そんな感じ。



    読むのが楽しみで最後の方は「あ~もう終わっちゃうのか」って感じでした。

    彼が出演してる「アイデン&ティティ」観たくなりました。

  • 1/25

    峯田さんやっぱり貴方は僕等の味方です。

  • 音楽のこと、友達のこと、バンドのこと、くだらないこと、エッチなこと、恋人のこと、過去のこと、未来のこと。
    こんなに繊細な感覚であんな音楽やってんのか、いやこんだけピュアだからああいう音楽なんだなと惚れ直すこと多数。
    心が洗われます。

  • お下品ではあるけど、純粋さや音楽に対する想いが伝わってくる日記。
    どうしてここまで赤裸々に語れるのだろう。

    さえない学生生活を送って、でも音楽との出会いがあって、
    今も音楽が大好きなんだなぁ。

    ついつい夢中でよみふけって、涙すること数回。

  • 飾らない文体で語られる彼の赤裸々な生活と気持ちは、ふとした瞬間に読むと元気が出る。

    なお、毎日の日記の終わりにある「お休みBGM」は、峯田本人の幅広い音楽の趣向が表れていて秀逸。

  • 小生のまさにバイブル。
    この男の頭から繰り出される語彙や文体の奇怪さが心地よし。
    日本の音楽は峯田なしでは語れない。

  • 私のバイブル。
    銀杏の歌詞も大好きなんだよねえ。

    峯田は女の子がキュンとするキュートさを持ってる。
    日常のあれこれが、この人の言葉や感覚を通すとすごく人間的で魅力的。
    下品なのも、ちょっと寂しいのも、全部が「峯田和伸」で面白い。
    決してかっこいいんじゃない、なのにこのかっこ悪さに全国の人が共感して、痺れている。
    くだらなくて、どうでもいいんだけど、なんだかじんわり感動してしまう。

  • 「峯田和伸の朝焼けニャンニャン」というブログをまとめた本です。
    不思議とブログで読んでた時のワクワク感は薄れてるんですが、それは一度読んだからってだけかもしれません。
    もちろんブログを遡るより時系列を追えるので読みやすいです。
    少々お下品ですが、破天荒でいて繊細な峯田さんの生き様は凡人の私には到底真似の出来ない面白さです。
    特に入院中の話は笑いと涙を誘います。
    銀杏BOYZファンでなくとも一度は読んでみて欲しい一冊。
    ただし下ネタ注意。

  • 銀杏BOYZボーカル・峯田くんのブログ日記集。中野区に住みたい。

  • 何となく手にとってみた。

  • 峯田の日々が書かれていてもんもん、ドキドキ、もやもやします。

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著者プロフィール

1977年、山形県生まれ。2003年にロックバンド銀杏BOYZを結成。同年、映画「アイデ ン&ティティ」に出演。2005年、アルバム「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」 「DOOR」を同時リリース。全国ツアー中に三度の骨折、二度の入院、公然わいせつ罪 で書類送検。現在、本作品の続編となるブログ「峯田和伸の★がぶがぶDIEアリー」 執筆中。http://blog.livedoor.jp/koi_to_taikutsu/

「2010年 『恋と退屈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

峯田和伸の作品

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