- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309018041
感想・レビュー・書評
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ゆうちゃん…おばかすぎるよ。
読後感最悪でした。
愛した相手を求めて、信じ続ける気持ちは理解できるけれど、これはいかん。
素直でいい子だったのに、これでは悲しすぎるね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランス人の血をひく美しい少女、夕子が幼児時に雑誌モデルからテレビタレントとしてデビューし身体も中身も成長していくお話。
幼い頃から大人に囲まれてチヤホヤされて育ってきたのに、素直で優しい子に育っていく夕子。ただ一つだけ、自我をとおしたことで見事に道を踏み外していく。「え、これで終わりなの?」というラスト。もう少し救いがあっても良いのでは。 -
今60ページ程読み終えたけど
正面言って最後まで読む自信がない。
冒頭部分、幹子が結婚に漕ぎ着けるまでは文章も生き生きとしていて面白かったんだが、その後徐々に...。
難解なわけじゃなく、退屈。ストーリーで読ませようとしているだけで、引き込まれるような表現がないせいかも。 -
フランス人と日本人の間に生まれた夕子ちゃんが、
子役デビューして大人になるまでのお話。
それ以上、語るべき内容が見当たらないのが哀しいところです。
綿矢りさのデビュー作を読んだ頃、私は、この人が同い年とは思えなかった。
たかだか20年弱の人生で、これほどまでに差がつくのかと、愕然とした。
デビュー作以来、綿矢りさの作品には触れていない。
あの頃の煽動を期待して読んだ。
冒頭何行か読んで思った。「これは、本当に綿矢りさの書いた文章か?」
最後まで、その思いは消えなかった。
残念です。
他の作品で、またあの感動を思い出させてほしい。 -
中盤おもしろかったけど、読みたかった系統のラストじゃなくて残念。全然夢を与えられないエンディング。しょんぼり。
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※以下、偏見に満ち溢れています(笑)。
あー、綿矢さんは『女流作家さん』になっちゃったんだなあ…、というのが読後第一の感想。
文章も、緩慢というか、特に引き込まれる表現だったり言い回しというのはなかったんだけど、「この子どうなっちゃうの?」って気持ちだけで最後まで読ませるのは凄いなと思った。
綿矢さんには、ぽわんとしつつ毒のある、でもやっぱりぽわんとしているしみったれた普通女子を書いていてもらいたい。小説版酒井順子みたいな。
で、こういう話は島本理生に書かせとけばいい。島本さんが書いたんなら、「あーやっぱりねー」って納得できるから(笑)。
いつになく毒づいてしまった。が、面白くなかった訳じゃない。…が、もう読み返しはしないと思う。 -
どう読んだらいいんだろう、というのが読み終わってすぐ思ったことだった。中盤まではなかなか好きだった。後半、ダンサーの男が出てきた辺りからラストはまさかこうなるんじゃ、と思ったらまさにそのままだったので、うーん、てなった。作者が書きたかったことは何か?
登場人物がとても多い。女も男も、主人公と同じ芸能界の人間も一般人もたくさん出る。そしてすれ違うように消えていく。それはまさしく夕子の視点で、少女の時間を生きている感じがした。
やっぱりどう読むべきかいまいち分からない。後半の予想できた痛みをそのまま受け取ったため、読後感が悪い。 -
う〜〜〜〜ん、と読み終わった後、なんともいえなかった。
綿矢りささんの作品を読むのはもう随分久しぶりになる。
といっても、「インストール」を随分昔に読んだっきり。
なんとなく図書館で目について
タイトルと表紙に惹かれて手を出したのだけれども
なんだか後味はあまり良くない。そして、なんだか読んだ気がしない。
チャイルドモデルとして芸能界入りをして
ひたすらブラウン管の中で生きてきた少女が主人公。
なんだか芸能界の裏本を読んでいるようで
正直小説を読んだ、という気にはならない。
「蹴りたい背中」はまだ読んでないので
ちょっと今度はそっちを読んでみたいかも。 -
三人称がビミョー。
もっとつんけんしたイヤミっぽさがある方がいいのに。 -
暗かったーー。
個人的にはハッピーエンドが好きなので。
恋愛で身を崩してしまう母と子2世代の話って感じ。