- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309018584
感想・レビュー・書評
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無鉄砲なようでちゃっかりずっとみんなと携帯で繋がってるところがズルい。
行動力あるけど結局どこへも行けない幼さ感じます。
友達や大切な存在に気付けてよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
突然衝動に駆られる男の夢やロマン、少年の心、そういうモノが凝縮されてて、何気にハマります!
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陸上部の男子高校生が、思いつきで東京から青森まで自転車で旅をして、帰ってくるお話。
行きは勢いに任せて一気に読んで、帰りは拍子抜けするほどあっさりで。
家族や友人、恋愛、部活も申し訳程度には出てくるものの、重要な要素ではないのよね。
それぞれ膨らまそうと思ったら色々できそうなのに、転んだところとかもっと盛り上げられそうなのに、それをしていないあたりが、余計な装飾がないビアンキみたいで好き。
走り抜けるのと同じ感覚で、一気に読み抜けた感じです。 -
え?まさかこのまま走り続けるの?って途中オロオロした。男の子ってかんじだよね。青春?
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図書館にて。
なんだこりゃ、ありえない!と思ったけど、
若い時の無謀な感じ、疾走感、読んでいて気持ち良かった。
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ただロードバイクで走る話。
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若いって、すごいね。男子高校生のひと夏の冒険。オールした体でそのままロードバイクで東京からひたすら北へ突っ切る旅。公園で野宿しても次の日疲れはスッキリ。ありえない回復力・体力が眩しい。それにしても親はのっぺらぼうのような存在だし、彼自身もそんなにイイコでもないのが爽やかロードノベルとはちょっと違う。東京から青森まで行ったのに、何の観光もしなければ出会いもない。走ルのみ。いっそ清々しい。読んでいると途方もなく羨ましくなるような、「バカなの?」と言いたくなるような不思議な読後感。でもこういうの嫌いじゃない。
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始めはどんどんよめたのに
だから
どうした
って感じ -
家族の乗る車の修理をした時
修理屋の担当者からこんな事を言われる
「・・・あ、あと、こんな物がトランクと後部座席の間に挟まっていました」
それは、ロードレーサー(自転車)の携行修理道具だった。
主人公が小学校6年の時に近所のお兄ちゃんから譲ってもらったものだ。
陸上部に所属する高校2年の主人公(本田)は、そのロードレーサー(BIANCHI)に乗って、とにかく北に向かって走る。
陸上部員の仲間や、最近付き合い始めた瀬名。
小学校時代の同級生の鈴木さん。
ケイタイの電池を気にながら、嘘のメールのやり取りを繰り返す。
鈴木さんへの良からぬ期待?。。。
自分にとって本当に大事な人は?
第139回 芥川賞候補作。
(市図)