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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
凄くアウトローな作品という印象が強い。
「掏摸」という世間体の悪い職業をする主人公が最初から最後までその仕事に徹底しているというのに感心してしまう。
この作品にあるのは常に世間の底辺でしかない。
それをあからさまに正当化しているのはどうかと思う。
だが、何かを徹底している人物を書くのはかっこいい。
主人公に共感は持てないが、書き出している世界観はもしかしたらもの凄いものなのかもしれない。
こういう犯罪系は嫌いじゃない、むしろ好きかも。
自分ではもちろんできないし、やらないけど
スリル感がたまらない。
読んでる間はどうしようもなく落ちてしまうような
暗い背景がちょっとしんどくはあるけど、でも読んでしまう。
意外にすらすらと読めた。
もっとゴテゴテ伏線つけて『絶対悪』を推して盛って帯文の通りにVS天才スリ師なストーリー?中村文則が?と思ったりしたのだけれど、従来のお話たちよりもさらにそぎ落としたかのような文章。
ストーリーも先に雑誌掲載の『王国』を読んだけれど、それよりもシンプルに読めた。
自然とそういう文章になったのか、わざとなのかは分からないけれど、これからの人生に、いろいろ付随していくんだろうと思えるような主人公だからかもしれない。
16章は真空管の中の光のように感じた。暗闇の中で美しく光るけれど、真空管は触れられないほど高温だという。
『光が目に入って仕方ないなら、それとは反対へ降りてみればいい』
この文を読んでクライマックスまでは、不思議と力強いものを感じて読み終えた。
スリの主人公が、闇社会にズブズブはまって行って救われないなあと思ってたけど、最後は少しだけ光が見えた。
子供との交流のところは胸が苦しくなりました。
文体はさらっとしていて好きだけれど、…という感じ。多分、理不尽なのに話が綺麗にまとまりすぎているんだと思う。もっと、どっちかに振ってある話が好き。
スリの題材が新鮮だった。
サラッとしていて読みやすい。
スリの手口については「へ~」なんですけど
ちょっと物足りなかったです。
もうちっと深く行って欲しかったです。
昔の貴族のお話のところは
注目度ありでした。(作り話だったような気もしますが)
タイトルどおりスリの話。無表情?無感情?な主人公に感情移入してしまい、彼がスリを行うたびにドキドキした。
絶対的な影の支配者である木崎の存在が怖かった。実在してそうで。
どこかクロサギに似てる気がしたのは自分だけか?
「王国」を読んでこの作者がよくわからなかったので「掏摸」も読んでみた。
やはり、この類は私にはよく理解できない。
続編の『王国』の存在を知り、興味があるので、先にこっちを読んだwwへえ、ピースの又吉さん推薦なのか・・。キャラクターは魅力的で一気に読めた。ただダークな内容だけに暗さと重みを引きづる。でもそれがまた魅力なのかなwwラストの続きをどう想像するかですね☆
ストーリーの流れ、キャラクターの魅力は◎
魅力的なキャラクターだけに、疾走感よりも、じっくり描いてほしいと思った。
王国を読むのが楽しみ。
貧乏くさい装丁で損をしている。内容は都会の片隅で息を潜めて仕事にいそしむスリが、邪悪そのもののようなヤクザの親分に目を付けられて、超難関のスリミッションに挑むというノワールもの。スリが成功したときの高揚感やテクニックの描写自体はカッコイイのだから、それに相応しい外面をさせればいいのに、そっぽ向いた男がウンコ座りしているこのカバーはないだろう。
主人公に仕事をやらせる木崎というキャラクターの造形が秀逸で、人間の運命そのものを司る神とも悪魔とも取れる、強力な存在感のふくらみがある。主人公は、この存在にもてあそばれ、社会の底辺で叩きのめされながらもハードボイルドに生き抜こうとする。ラストシーンに生への強烈な執着を鮮やかに見せつける演出が見事。長さも文体も気軽に読めるサイズだが、高いバイタリティを感じさせる。
東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎かつて一度だけ、仕事をともにした闇社会に生きる男。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前が死ぬ。逃げれば、あの子供が死ぬ……」
運命とはなにか。他人の人生を支配するとはどういうことなのか。そして、社会から外れた人々の想い、その切なる祈りとは。
中村さん、初読。
息が苦しくなるような描写が多々。ドキドキした。
子どもが、切なかった。
親の最後の一言がね。強烈に印象に残った。
「押しつけられるような明るさはいらない。全てに満たされているのなら小説は必要ない。」
このあとがきを読み、まったくその通りだなと。
主人公の逃れられない運命や孤独、寂しさは
全く同じではないけれど、誰もが持っているもの。
だからこんなにも引きこまれるんだと思った。
いろいろ考えさせられる。
大江健三郎賞受賞作品。
スリの主人公が、裏の世界の人間と出会い仕事をする話。
内容は面白かったが、幾つかの伏線が回収されずに終わってしまった印象があったので星3つ。
買って一気に一日で読んだ。
ピースの又吉さんが紹介されていて、
何もかも憂鬱な夜にが読みたかったのが
売り切れで代わりに買ったのがこれ。
悪徳に対する美学を感じた。
こんな作家さんは初めて。
本人もあとがきで、掏摸に魅力を感じると
言っていたし 笑
ただ、佐江子との過去や、米沢との決着を
もっと描いてほしかったな。
個人的に。
でも一気に読めるくらいのめりこめたし
ダークヒーローの方が好きだったりするので
これからも中村文則さんの作品をチェックしたいと
思います。
正確には、再読。絶対王者のように君臨する悪そのもののような男と、行いは悪であれどこか人であることから逃げられない主人公。 この作品もまた、すべての人に好まれるものではないけれど、強烈に心に残る人は残るだろうなあと思います。 貴族と少年の話は、どこかに元があるのかしら?
姉妹編「王国」があるのを知っているからこの内容でも「あぁ」って思うけど、なんとも物足りないような。
姉妹編はどんな感じなんだろう。
もっとダークでもいいな〜。
スリには気を付けよう。

主人公はプロの掏摸(スリ)
ある日仲間の石川と一緒に強盗に参加させられる
強盗はあっけなく成功し、500万円を持たされて東京を離れるように指示される
しばらくして東京に戻った僕は先の強盗事件の首...





