時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず

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著者 : 宮沢章夫
  • 河出書房新社 (2009年11月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309019444

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐずの感想・レビュー・書評

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  • 横光利一の「機械」をまず読まねばと思い、よく見たら掲載されていて助かりました。「機械」自体も大変興味深い短編で、古めいていてしかも最新型という雰囲気にゲルニカの『改造への躍動』を思い出しました。表題のとおり「機械」に対する短い論評が延々と11年間にわたり繰り広げられる姿は圧巻です。論評毎にその時点での社会の出来事が提示されることにより、論評の詳細さ、執着度合い、精読しようとする態度が強調されて感じられます。そのことが「機械」自体の奇妙さと相まって不思議な効果をあげており感心しました。「時間のかかる読書」をしてみたくなりました。

  • 一つの小説を考えて考えて考えぬいた限りない読書の歓び

    (文学部:4年生)

  • 超乱読派の僕ですが、遅読系の本は結構好きです。ただ、この本は行き過ぎていて、ほんの少しの小説をなんと11年もかけて読む、しかもそれを連載していたという、なかなかすごい内容。

    読書にかこつけた、日記でもあり、妄想でもあり、自己表現でもあるのですが、一冊の本、いやそれに満たない文章だとしても、噛めば噛んだだけ、何か出てくる、いや、自分で出す、のだ。上辺だけなめて味がわかったような気になっちゃいけないな〜。

  • 1時間で読める短編小説を、なぜか11年もかけて読んだ本。小説の内容や語句から連想された、とりとめもない話題をふらふらする様が素敵。

  • 50ページくらいの小説『機械』を、
    著者の宮沢さんが、11年かけて読んだ記録。
    朝日新聞に月連載してたらしく、その月のトピックもそえてある。

    第十六回/一九九八年八月■アップルコンピュータがiMacを発売

    とか、
    なにしろ11年である。
    一回の読書は、せいぜい五行。
    読書してる様子を読書する書。
    とにかく「変な感じ」になります。

    こんどは、この本をを100年かけて読もうか。

  • そうなのだ、早く読めばいいってもんじゃないのだ。

    でも、省略ができる人とできない人は、どう、何が違うのか?

  • 立ち読み:2011/1/29

  • 読みたい本。

    横光利一の「機械」を11年かけて読んだ人。
    そういう読書もしてみたいとも思う。

  • 正直いうと、宮沢さんのエッセーの部分は、とばしとばしでしか読んでません。しかしこの『機械』という怪作を教えてくれただけでも感謝したい。なんて変な小説なんだ!おもしろい!

  • ダラダラ書いたものを一気に読むのはきついかも。『機械』は確かに面白かった。

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時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐずの作品紹介

わずか1時間ほどで読み終わる短篇小説を、11年余の歳月を費やして読み解きながら、「読むことの停滞」を味わう文学エッセイ。

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