異性

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  • 河出書房新社 (2012年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021041

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異性の感想・レビュー・書評

  • 角田さんと穂村さんが男女についてかいたエッセイ。
    共感したり、自分はどうだろうと真剣に考えたり
    読んでいるあいだ、頭のなかが忙しかった。

    「人は中身か、外見か」という
    きっと誰もが議論したことのある議題(?)から
    「主電源オフ系男女」という発見的なものもある。

     恰好いいとかもてるとかには、
     主電源というかおおもとのスイッチみたいなものがあって
     それが入っていない人間は細かい努力をどんなにしても
     どうにもならないんじゃないか

    と穂村さんはかいている。
    ・・・主電源。なんとウマイ表現か。

    そして穂村さんの部下だった新人の女の子は
    こんなことを言ったそうだ。
    「がんばってお洒落してお化粧して可愛くしてるんだから
    デートの費用は当然男性が全部払うべきだと思います」

    デートの費用の支払い云々はさておき、
    前半の部分で十分衝撃だった。

    がんばっておしゃれしてお化粧した=可愛いって
    鏡のまえで自分を確認したときには成り立つかもしれないけれど
    あとは自分の手から離れるのではないだろうか。
    とはいえ、そう言い切れる(思える)のがすごい、というか
    もはや羨ましいかも。

    なんて話を友だちにして、返ってきた言葉を聞いていたら
    「いや、わたしが細かすぎたな」と苦笑しました。

    いつもよりがんばってきれいにしたときぐらい
    そうして「可愛くしてる」と少しぐらい自信をもちたいものだな
    と書きながら思ったりも。
    (再び)苦笑。

  • 面白かった。
    クスクス笑いながら読んだ。
    角田光代さんが女性の恋愛観を、穂村弘さんが男性の恋愛観を語っているのだけど、どちらも個人の経験から出来上がっているから単純に女性側に共感出来るわけではなかった。
    それがまた面白いなぁと思う。
    角田さん、穂村さんどちらの話にも「えっ、そうなの!?」という驚きがあり、同じくらい「分かる気がする」という共感があった。

    でも「分かる気がする」と、「私もそう」はやっぱり違う。
    読み終わってから全体の印象をぼんやり思い返すと、やっぱり私は女性側だった。
    性別がそこまで個人の感覚(?)に影響しているというのは、当たり前だと思ってきたけど、よくよく考えると気持ち悪いかも。
    人間→日本人→女性→個人くらいの階層になっていて、それぞれの階層で共通項があって…、個人レベルで決まるのは本当に些細な部分なのかもしれない。

    私にとっては、異性だけではなく、同性についても勉強になる本だった。
    女性って実はかなりこわいんだな、とか。
    男性って意外といい加減なんだな、とか。
    恋人の言動に悩む友人にも薦めてみようかな。

  • 「うわうわうわうわ!!!」と、読みながら心の中で何度叫んだことか。
    「異性」についてとことん語られた、角田×穂村の往復書簡エッセイ。若かりし頃に感じていた様々な男女間の「モヤモヤ」が、今更ながら霧が晴れるように「そういうことか」とはっきりと理解できました。それは男性のみならず、わかりやすく「モテ」を意識した女性に対しても。おしゃれや化粧に時間やお金をかけてキレイにしてくるのだから、おごってもらって当然という考え方は、逆立ちしてもできそうにないわ。(実際、ワリカン率の高い人生です。)
    異性の意識のすれ違いや考え方の差異は、角田×穂村の組み合わせだからこそユーモラスに、時々は繊細に語られ、それを読む側も「ふむふむそうか」と面白がりながら享受できたと思う。特に穂村氏の言い回しのユニークさ、滲み出るトホホさ、とことんツボでした。いかにもな文学青年の、ちょっと滑稽な恋愛エピソードが何とも「愛すべきカッコ悪さ」とでも言いたくなるようなもので(笑)これが例えば、男性側が北方謙三氏とかだったら、内容は全然違うものになっていたかしら。
    角田さんはさすが、恋愛の事象に対する指摘がいちいち鋭くって、これまた「うっ」と何度も心の中で呻きました。「さかのぼり嫉妬」とか、自分の「好きなモノ」を表す「連動ラベル」とか、長年のモヤモヤが名前を伴って分かり易く解説されたときの爽快感といったら!
    20代の読者はどんな思いで本書を読み、どんな思いを抱くのかな~と感じました。当方40代ですが、角田さん・穂村氏の過去の恋愛話を読んだら自分の恥ずかしい過去も色々甦って、のたうち回りたくなりましたよ。
    女性・男性の恋愛をそれぞれ「長編劇画」と「四コマ漫画」と表現したのには脱帽、目からウロコです。そんな解釈ができたのかとなるほどの嵐です。
    中身は勿論素晴らしいけど、宇野亜喜良氏によるコケティッシュな女性のイラスト、長崎訓子さんによる草食系なメガネ男子のイラストもとても素敵で、これまたナイス人選。

  • 女をン十年やってきているけれど、
    角田さんの意見に相いれないところがある。
    逆に、穂村さんの方にあるあると頷いてみたり。
    これは男と女というのは画一的ではなく、
    あらゆることが想定内にあって、
    なおかつ、天文学的数字の上に連なる相性、組み合わせが・・・
    云々じゃなく、
    ただのえこひいき?なのかもしれないなぁ。

  • (*^_^*) (*^_^*)
    ちょっとトンガった&経験豊かな女性・角田光代さんと、
    少々、優柔不断に見えたりもする(そこがまた「男」なんだよね!)の男性・穂村弘さんが語る、
    女とは、男とは、恋愛とは、結婚とは。

    このお二人の組み合わせを考えた編集者は偉い!
    私は当然のことながら女性目線でお二人の話を読みすすめていったのだけど、男の人ってホントにわからない!と思う苛立ち(汗)を穂村さんが遺憾なく発揮してくれ、でも、そのわからなさを鋭く指摘する角田さんへの受け答えが、なるほどね・・・という誠実さに溢れていて、というくり返し。
    そして、角田さんも突っ込むばかりではなく、穂村さんからのコメントに、うんうん、そうだよね、女性側からは至極当然、たぶん男性側からは非常に驚き!の心の動きを吐露しているあたりが、なんていうか、嫌味なく読めたんですよ。(*^_^*)

    ただ・・・
    これが30年前に読めてたらなぁ、という気持ちは読みながら何度もこみ上げてきて、もう遅いよ、とさえ。
    私、生まれて初めて付き合った異性が主人で、当時は二人とも同じ大学の学生。
    私ったら自分でも言うのも大恥ずかし!「チッチとサリー」のチッチになったみたいな気持ちで、毎日が嬉しくてたまらず、でも、段々、この人は何を考えているんだろう???と、わからないことだらけで不安な日々だったんだよね。
    ホント、あのころ、人生の不可解さは全て彼から学んだ、みたいな気持ちになってたくらい。で、すっごぉ~~くあれこれ考えて、話もして、結論としては、男って女とは別の生き物なんだ、と悟ったというか、そう思うことにしたというか。

    もちろん、当時とは時代が違うからこの「異性」では、新しい価値観なんかも出てきて、それはそれで面白かったのだけど、今、これをとことん考える元気はないぞぉ~~、とか、男女、ということだけじゃなく、女ってさ、という自分自身のこととしても、今ひとつ、のめりこめない。
    これは、ここのところ、私の外界が急転回していて気持ちがついていってない、ということもあるんだろうな。
    なんていうか、バタバタに追われて、自分に対する関心を持ってられないという…。
    私ってこういう時にはこう思うよね、とか、こう対処してきた、とか、今、考えてはいられない程、ジェットコースターに乗っている、っていうことなんだろうな、と、この「異性」を読んで気がついたのがもしかしたら、一番面白いことだったかも。(*^_^*)

  • 人って、わからない事をわからないままにしておく事が出来ない性分なのかな?

    宇宙のこと、人体のこと、ミクロの世界や、数字の不思議、ウィルス、宗教、はたまた地球外生命体に至るまで。

    あらゆる分野にあらゆる研究チームが設立され、
    その生涯を全て研究の為だけに捧げた偉人だって決して少なく無い。

    …が、そのなかでも誰もが(一人研究チーム)を抱えてる最も身近な『謎』と言えば
    『異性』のこと。
    では、ないだろうか?

    わかりあえてるようで、わかりあえてない。
    真意が全くつかめない。
    近づきたいのに、触れ合いたいのに、溝が全く埋まらない。

    (さぐりあう)
    (表情を読む)
    (言葉の真意を推理する)

    これも一種の研究とは言えないかな?

    人は、本能から異性の存在は絶対必要だと確信しているからこそ、
    わかりあえる仲になりたい。
    もっと親密に付き合いたい!と、願う。

    だが、その方法がわからなくて、憶測でしか考えられない、異性の存在はやがて、(神格化)してしまう…なんて事もあるのではないだろうか?

    ああ、やばい、やばい。

    異性の存在が遠くなりすぎたら、ヤバい。

    案外、その神々しさなど簡単に剥がれるもの、と言うのが、この本を読めばよぉ~~くわかる。

    要は、研究チームなどを心に設立しなくとも、
    本音曝け出して語り合えばいいのだ。

    プライドや羞恥心を全て捨て、
    心の底から
    (あたしはこうだけど、あなたはどうなの?どうなの?どうなのっ?)と、詰め寄る。

    すると、案外何でもない様な心が返って来るのだな。

    角田さんと穂村さんは
    心の隅から隅まで、余すとこなく異性について思う気持ちをぶつけあった。
    そこには
    男女の考え方の相違、
    見栄や虚勢を張りたくなる心理、
    思わず、なんども
    (わかる、わかる)(うんうん、そうそう!)
    鋭い所を突くお二人なので、
    感嘆させられる箇所がたくさんあった。

    夢見る乙女も
    アイドルに憧れる男子達も

    この本を読めば、その憧れの対象は
    自分と大差ない、事に気付いてホッとするかな?


    それとも、がっかりしてしまうかな?

    充分承知のうえで、(雲の上の存在)として思い続ける事もまた、悪くはない事ですけれど♪
    異性の存在ってやはり、キラキラしたものですからね。

  • 大変興味深く、面白く読めた。
    いちばん「目からうろこ」だったのは、穂村弘さんのいう「男性の所有感覚」についてだった。
    何かについて、考えたり名前を口にしたりするだけで、すでに脳内で所有している感覚になる、とか。
    角田さんも書かれていたが、私もずっと長い間、男性が野球のチームを勝手に空想したり、「サッカーチームを作ろう」というゲームを楽しめるのが不思議だった。あれは脳内で所有していたのか。
    そして、それに伴う女性側の錯覚についても目からうろこであった。
    そうか、男性が女性の何かについて言及してもそこに必ずしも恋愛感情などは付随しないのか。
    これは大変な驚きであった。

    往復書簡ではなく、往復エッセイという形式が、ひとつのテーマからの話の広がりにつながっていて、面白かった。
    何度も読み返したくなる本。

  • なんとなく打ちひしがれながら読んだ。

  • ネットの連載でほぼ全部読んでてずっと待ってた!
    書きおろしとか入るといいなあ。期待。

    さっそく読んでるけど
    男女間の意識のズレに悲しくなったり笑ったり。
    角田さんの切れ味のよさに笑いながらも納得。

  • 穂村弘と角田光代が飲み屋で恋愛談義しているような本。
    どちらも好きな作家!

    割と混んでる電車で読んでいたら、目の前にいた女子高生三人が私を見て?笑っている気がする。
    『ちょっとちょっと、あんな本読んでるよー』みたいな眼?
    えー別にそんな本か、タイトルか。
    自意識過剰かな。。


    モテ、非モテ、恋愛カースト
    主電源オフなら何してももてない。
    …etcについて、2人の見解が交互に出てくる。往復書簡のようであり、2人で雑談してるみたい。

    二村ヒトシを混ぜて対談してもらいたい。

  • 角田光代さんと穂村弘さんによるエッセイのキャッチボール。角田さんが投げて、それを受け止めた穂村さんが投げ返す。これが12回。回数からして月刊誌に連載されていたのだろう。企画としては、なかなか面白そうなのだが、結果的にはあまり成功したとは言い難い。角田さんの小説はよく知らないのだが、少なくてもここでは真面目に語りすぎるのだ。そのために穂村さんも真面目に答えてしまうために、彼の逸脱した本領を発揮できないのだ。時々、彼は変化球を要請したりもするのだが、返ってくるのはまたしても真面目一方の直球、といった繰り返し。ところで、表紙の絵だが、左の男性はどう見ても穂村さん。そうすると右の妙に色っぽい女性は角田さん?

  • 対談かと思ったら往復書簡的なエッセイ。
    角田光代の本は初めて読むが、この人も「女子高出身」なんだな。
    女子高出身の書き手の独特の湿度がちょっと苦手だ。
    必ず「共学の女子は男の目を意識している」って書くのは
    どんなコンプレックスなんだろう。
    意識するのは「男の目」ではなく「相手の目」。
    女ばかりで周りを意識しない態度はただのオバサンではないの。
    穂村さんと角田さんのやりとりのなかで、
    男性女性ならでは、個人ならではの思いこみや無意識があらわになるのが面白い。
    読みながら共感したり、うげ、と思ったり、発見があったり、
    男女の内面は一筋縄ではいかないのだ。
    文体は穂村さんの方が味わい深い。

  • 「カクちゃん」こと角田光代と「ほむほむ」こと穂村弘の二人が異性について考えてみました。
    内面か外面か、おごるか割り勘か、という些末な事象から恋愛そのものといったまとめ的な内容に至るまで、男女の視点で交互に考察し合っている。
    カクちゃんのとがった物言いもいいことはいいのだが、頭の中を素通りしてしまうことが多く、エッセイとして読む分には、ほむほむの文章の方が心に残るなぁと思った。

  • 正直あまり期待してなかったのだけど、うんうん頷ける所が多く面白かった。角田さんも穂村さんもモテない代表みたいに仰るけど、これだけ男女間の感覚のズレや差異など客観的に分析できるなら、もはや恐れるもの何もないでしょうに。頭では解っているつもりでも、実際となるといつまでも掴めそうで掴めない逃げ水のようなものなのでしょうかね。

  • お二人とも自意識過剰な(失礼)方だから、だからおもしろい。

    自分はどう考えても「主電源オフ系女」だ。
    耳の痛い話も多かった。

  • 普通に、どちらの言っている事もわかるが。自分の考え方が、男性よりな事を再確認。
    そして、世間の男はそんなに酷いのかと疑いが。一度男性にどうなのかといただしてみたい。

  • 面白かった。恋愛コンプレックスを持つ人の恋愛論?

    ・だからときどき揉める。たいてい女が「私のこと本当に好きなの」と詰め寄り、男が「好きってどういうことなの」などと、己の気持ちに誠実すぎて哲学めいた言葉を漏らすことになる。―角田

    ・私は顔も鼻も丸く、丸いものは柔和に見えるという理由で、柔和そうだという印象を持ってくれる人がいる。ドラえもんが凶暴に見えないのと同じ理由である。が、私は名前にその一字があるとおり丸というよりは角なのである。―角田

    ・以前、飲み会の席でひとりの女性が「新婚旅行の飛行機が落ちたら、ちょっと嬉しい」と云うのをきいて、驚いたことがある。その場にいた男性は全員言葉に詰まってたけど、女性たちの何人かは「あ、でもちょっとわかる。本当に落ちたら困るけどねー」と普通に同意していた。―穂村

    ・私のどこを好きになったのかと訊かれ、「えっ、どこって…」と考えこみ、つまりほかの人と違う私関係で印象に残っているところだよ、と質問を変えられてますます混乱し、あげく、「後ろ姿が好きだ」と言ったりする(言われたことがある)。それでもそう言ってくれるだけましで、「いや、好きなのかどうかわからなくなってきた、嫌いではないんだけど…」と後退していく場合もある(言われたことがある)。―角田

  • 今更ながら読んでみた^^角田光代さんと穂村弘さんがそれぞれの恋愛テーマに関して女の立場、男の立場で語るあたかも対談のようなエッセイ。 お二人の視点の違いや恋愛遍歴が分かって面白かったけど あんまり印象には残らないかな。 

  • 些細なことに恐怖し怯える穂村に恐怖し怯える。

  • 角田さんと穂村さんが恋愛における男女の違いをしりとりのように
    キャッチボールしていくエッセイ。

    同性として角田さんの意見に「うんうん。そうだよなぁ。」と思っていると、
    穂村さんから意外な角度から女性ってこうだよねと言われて、
    「たしかに!」と思う事の連続。異性である男性の事より自分でも意識して
    いなかった女性の習性を理解できたかも。

    男女の違いを語る時は生物学や心理学などが持ち出されがちだけど、
    この本はあくまでお二人やその周囲の人の経験を元にした考えで
    書かれているのが良いなと思った。

  • 最初は二人のやりとりが面白く、男と女はこんな風に違うんだねーと読んでいました。

    しかし、最後はなんだかしんみり。
    穂村さんのせいです。
    「あれっ、変だな、同じことしても前は笑ってくれたのに、って感じた瞬間に、もう私は死んでいる」
    あああああわかるー

  • 男女の意識の違いをこんなに言い得て妙、目から鱗、膝頭をポン、開眼、図星な本はないな。

  • 角田光代さんと穂村弘さん、男と女の違いをそれぞれの視点から綴ったリレーエッセイ。
    これは、かなりおもしろかったです。

    女性視点では「そうそう、そうなんだよ!」と激しく肯きながら。
    男性視点の意見には、「えっ、そ…そうなのか…」と過去の自分の姿を思い浮かべつつぎくり。
    おもしろいのは、角田さんも穂村さんもお互いにやり取りする中で、積年の疑問が解けたり、「そうだったのか!」と新たな発見をしているところ。
    観察眼するどいお二方ゆえに、余計に目が離せないのです。

    興味深かったのは、男性の「所有」感覚について。
    確かに女性側からすると、男性がスポーツ観戦しながら「俺だったらこうするのに…」みたいなことを言っているのは、よくわからなかったのです。
    だけど、男性としては見ているだけでも「所有」している感覚なのかっ!
    そして男性にとっては、別れた女性でも「5%くらいは自分の女だと思っている」というのも、なんとなくわかってしまう。(これに苦しめられたことがあるのです…)

    そのほかにも、「モテる人には隙がある」とか「好きになったときののめり込み具合の男女差」などなど、とっても勉強になりました!

  • 角田光代さんと穂村弘さんによる、
    かけあい恋愛考察エッセイ。

    読むごとに、目から鱗。

    角田さんの女性視点を受けてからの、穂村さんによる男性視点の考えに、驚きと納得の衝撃をうける。

    「ガガーン!」
    「あ~なるほど」、と。

    このエッセイの恐ろしくも面白いところは、思わず自分史の過去(とりわけ恥ずかしい物)に遡ってしまうところ。

    そうなると、「あああ~」と、とにかく声を出して、髪をわしゃわしゃして、なんとか恥ずかしい過去を払拭しなければならない羽目になる(泣笑)。

    けれど。
    そんな私の呻きたくなるような恥ずかしい過去にも、本書では、男女それぞれの客観的視点や感情的視点(!)により考えられる理由が、優しさと明快さをもって痛快に書かれている。

    すると。
    どんなにくたびれようとも、気になってしまい、読まずには居られなくなる。
    とんだスパイラル!

    どんなマニュアル本よりも、リアルな男女が詰まった、オススメの一冊です。

    ※今回の思いがけない収穫
    遂に好きな男性作家さんが現れる!?
    (@ほむほむ)

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異性の作品紹介

好きだから許せる? 好きだけど許せない? 男と女は互いにひかれあいながら、どうしてわかりあえないのか。カクちゃん(角田光代)&ほむほむ(穂村弘)が、男と女についてとことん考えた、恋愛考察エッセイ。

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