おかえり、Mr.バットマン

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著者 : 佐川光晴
  • 河出書房新社 (2012年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021058

おかえり、Mr.バットマンの感想・レビュー・書評

  • 2017年3月西宮図書館

  • 翻訳家って時間と労力を使うのに、あまり報われないお仕事なんだなぁ…。私は翻訳ものもまぁまぁ読むけど、ほとんどが所謂古典作品で、現代作家のものはほとんど読まないしな。全体的に薄味。ラストはあれでいいのかな。まぁフィクションだからそれもありか。2012/470

  • 佐川さんの作品初めて 読みました。

  • 〈内容〉山名順一・48歳・「主夫」兼「翻訳家」。結婚20年目にして「離婚」という一大決心をした彼の家へ突如ホームステイすることになったのは、世界的ベストセラー作家の娘だった!? 佐川光晴の新境地!!

  • 翻訳家 兼 主夫の山名順一が結婚生活20年目にして離婚を決断。でも、そんなときに彼の家に突然ホームステイすることになったのが、世界的ベストセラー作家の娘だった。その娘がホームステイすることで、一波乱起きる。
    読みやすいが、話の展開が遅くて、いまいち話に入り込めなかった。クライマックスがこれ?といた感じでちょっと期待外れ。

  • 翻訳家・山名は、生きがいである息子が大学に入学し家を出たのをきっかけに、教員である妻を残し、家を出て悠々自適の生活をしようと決意した。その矢先、腐れ縁の編集者・沼尻から驚くべき提案を受ける。あのベストセラー作家・リスメイヤーの一人娘を世話して欲しい、と……
    母語と外国語のあいだで揺れながらもそこに情熱を傾ける翻訳作業と、それだけを生業として生きることの難しさ。「バットマン」とはその二つのテーマの鍵となる言葉です。また、リスメイヤーの娘は「外国人」の「作家」として登場し、しかも「ホームステイ」させることになります。まさにこの二つのテーマの象徴です。山名は彼女と接することで、この二つのテーマに向き合うことになります。
    しかし、この主題を意識しないままに読むと、へんな登場人物が強引に話をすすめて、ラストでどたばたしておわり、という印象になるかも。(最初に読んだときにはそう思いました。)山名の一人称で話がすすむため、家族などの感情がややわかりにくいせいもありますね。

  • 主人公、三浦しをんの「舟を編む」と似た印象を受けた

  • うーーん(> <) 主人公に共感できず…。居候する女の子にも…。
    作家と主人公の手紙の文面などは、良いなあと思ったけれど。

  • 翻訳家ってある意味すごい職業ですよね。作家の伝えたいこと(?)を理解し、うまい日本語に置き換える、だからある程度作家以上であるが、作家ではない。報われないことも多そうな職業ですよね。でも、好きな作家さんと理解しあえて寄り添えたら 幸せですね。

  • バットマンの意味が分かった。
    途中まで面白かった、終りのほうがちょっとバタバタで、残念。

  • 中学教師をしている妻の実家へ入り婿となって20年の中年男性・山名順一が主人公。まるで佐川さんの分身であるかのようだが、こちらの本業はプロの翻訳家という設定。

    翻訳業のかたわら、忙しい妻に代わって主夫業を勤め、子育てに専念してきたが、それも一人息子の大学進学を機に一段落。このところ毎晩帰りの遅い妻に嫌気が差し、別居を考えている。そんな矢先、彼に重大な転機が訪れる。

    昔からいわく因縁のある大手出版社の編集部長からのたってのお願いは、ある若い英国人女性を自宅にホームステイさせることだった。

    ところがうまい話には裏があるというのは世の常で、そこには会社の業績不振を振り払うため起死回生の話題作を出版しようという思惑があった、、、

  • 不思議な小説。夫婦の物語として読めばいいのかな?東京の裕福な夫婦にはこれっぽっちも共感できなかった。

  • 主人公の翻訳家と海外のベストセラー作家の娘さんとの絡みは、なかなか面白い設定でした。
    テーマは「コウモリの愉楽」コウモリは主人公の山名順一に、言わせると翻訳家の例えです。
    言い換えれば「翻訳家の愉楽」と言ったとこでしょう。
    兼業主夫で翻訳家稼業の山名潤一が過去に心通わせた今は亡き南米出身作家との縁と因果を通じてイギリス人有名作家の娘アガサ嬢は平凡な山名家にホームステイすることになります。
    そして順一とアガサが共通の南米出身作家への想いを介してラストは一波乱です。
    大手出版社の辣腕編集者の思惑も絡み面白みに味付けがされています。
    山名順一の親友翻訳家も面白く物語を引き立てます。
    生活環境からすれ違う山名夫婦の機微が、ありがちな夫婦関係として描かれていますが、山名夫婦の日常は一般的夫婦としては逆さまにぶら下がった関係です。
    まさに「コウモリの愉楽」というテーマとの関係描写が的を得ており興味深く読ませていただきました。

    読後感=鳥でもなく獣でもなく、さかさまにぶら下がって・・・・

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  • バットマンって翻訳家なんですよ
    昔、超訳だっけ?翻訳物で意訳を意識的にした本があったのを思い出しました。英語のテストもこんな感じで採点してくれたらと思う反面、和文英訳じゃなくて作文だよなって気も。
    でも、この本を読んで、それもありだよね と思ったりしました。

  • 山名順一、翻訳者。妻が教員で主夫として家事をこなし、息子の子育ても無事終えた。
    毎晩、帰宅が遅く擦れ違い妻の世話をする気になれず、離婚さえ考えている。
    ひょんなことから、世界的にブレークしたファンタジー作家の娘を預かることになった。アガサを交えた会話のなかで妻の忙しさの状況も知る。

    バットマンとは、原作と翻訳の間をたゆたう醍醐味を肯定的に捉えた言い方だ。

  • 翻訳家兼主夫の山名の家に、世界的ベストセラー作家の娘が、ホームステイする事になり・・・
    まあ、イラっとする事があっても、我が家が一番落ち着くよね。

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おかえり、Mr.バットマンの作品紹介

結婚生活20年にして「離婚」という一大決心をした彼の家へ突如ホームステイすることになったのは、世界的ベストセラー作家の娘だった!?家族?お金?それとも…彼女と愛の逃避行!?山名順一(48歳)、翻訳家兼主夫、決断の時。

おかえり、Mr.バットマンはこんな本です

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