火口のふたり

  • 368人登録
  • 2.66評価
    • (1)
    • (27)
    • (64)
    • (45)
    • (18)
  • 64レビュー
著者 : 白石一文
  • 河出書房新社 (2012年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021423

火口のふたりの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • どうなんだろうこれ…震災の事がたくさん出てくるのと富士山の噴火という仮想の話を組み合わせてそれプラス性みたいな。イトコ同士で結婚前に性に溺れて堕ちて行くのが火口に飛び込もうと考えた過去にリンクしてるのかな。でも結局答が出ずに終わった感がする。

  • 白石さんの本は大好きなのですが。あまり心に残らなかった。。。辛口かもしれませんが、期待して読んだのでちと拍子抜けのこともありましたので。主人公の男と女。生きるのが下手だけれども、もがきながら一生懸命に生きようとする。最期のとんでもない本の中だけの仮想の出来事にびっくりしつつも、なるほど、それでこのタイトルか~と思いました。
    本の表紙はちとエッチすぎます。

  • 帯の文言からしてソッチ系を前面に押し出していましたが、
    そういうんじゃなくって!

    もっと、崖っぷち(火口?)に居て、
    どうしようもなくなってしまった男女の
    刹那的な生き様が、近未来SFちっくに描いてある。
    後戻りできない世代の苦しさや切なさが
    過去のエピソードも交え
    『今』の不可解な状況の中で 
    どうしてもその衝動を抑えることのできない
    屈折した大人を演じるしかない・・・

    というレビュー、抽象的すぎますか?

    実はとっても深い話なんだと思います。

  • 人によってセックスは肌に合う合わないがあるだろうけど、文章も肌に合う合わないがあると思う。私にとって、白石さんの文章は肌に合う。官能小説と文学の狭間の作品。大震災の意味と、人がいつ死ぬかわからない不安と存在の意味を考えさせられた。
    ただ、表紙がエロくて、ちょと手に取りにくいかも。

  • 官能小説。一連の作品はこれ系。もう選ばないと思う。

  • 読み終わった時に、どうして白石一文は、こういう内容にしたのか自分で考えるだけでは分からず、インタビューを読んで妙に納得出来た。http://biz-journal.jp/i/2012/12/post_1195_entry.html

  • なんか、どんよりとした読後感だった。
    中年二人の性描写がメイン、出てくる手料理もモツやハンバーグ3種+締めのハンバーガーなど、読んでいて胃がもたれる。実際、彼女もおなかを壊している。

    震災後の、口には出さないけど西の人にはわからないどんよりとした諦念と、二人の関係がリンクしてもういろいろどうでもいいやという方向に、でも生きるエネルギーがむくむくと増幅していく。
    二人がいちども「愛してる」とかの類の言葉を交わさなかったのはいいなと思った。

  • 離婚をし、起業したものの震災の煽りを受けて倒産寸前になった主人公はいとこの結婚式の為に実家へ帰った。彼らは若い頃付き合っていたのもあり、再会ののち2人の関係は再び戻ってしまう。

    震災、放射能被害など実際にあった話に加えて、富士山の噴火があると仮定して物語がかかれていた。が内容のほとんどは官能小説に近い。ただ、こんなにこの人だ。と思える人に出会えるっていいなぁと思った。主人公の浮気や結婚真近の相手と関係を持ったりと女の敵だな。と思いながら読んでいた。

  • こんなにどうしようもない気分になれる相手がいるのは幸せなのかも。
    何が何でも
    という気分にはそうそうなれるもんじゃないと思うんだもん。
    抗いがたいなんて気分とやらになってみたいもんだわ。

  • 官能小説のよう。いとこ同士の二人が再会をきっかけに、昔のように身体を合わせていく。
    自らの女性関係によって離婚し、震災の影響で立ち上げたばかりの会社は倒産の危機を迎えている主人公。欲情のままに食事とセックスを繰り返し、刹那的な快楽に溺れる。現実逃避のようにしか見えない。
    震災の後、今度は富士山が噴火することがわかる。不確実な世界、血のつながり、生と性、、、テーマを考えてみても、一体何が言いたかったのかわからない。

全64件中 1 - 10件を表示

白石一文の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

火口のふたりに関連する談話室の質問

火口のふたりを本棚に「読みたい」で登録しているひと

火口のふたりを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

火口のふたりを本棚に「積読」で登録しているひと

火口のふたりの作品紹介

こんなに純粋で、他に何もない、ただひたすらの欲情に我と我が身が翻弄されるのは実に久しぶりだった。直子と一緒だった頃、俺はこんなふうに生きていたのだろうか-挙式までの五日間、抗いがたい欲情に身を任せる賢治と直子。出口の見えない、男と女の行き着く先は?不確実な世界の、極限の愛。

ツイートする