さよなら、韓流

  • 60人登録
  • 3.64評価
    • (4)
    • (8)
    • (9)
    • (0)
    • (1)
  • 9レビュー
著者 : 北原みのり
  • 河出書房新社 (2013年2月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021607

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
朝井 リョウ
池井戸 潤
角田 光代
桐野 夏生
三浦 しをん
卯月 妙子
桜木 紫乃
桐野 夏生
北原 みのり
有効な右矢印 無効な右矢印

さよなら、韓流の感想・レビュー・書評

  • 韓ドラは「チャングム」くらいしか観てないので、「韓流はエロだ!」っていうテーゼについては私、一緒に盛りあがれないどころか判断もつきかねるわけですが。でも、世界中で盛りあがってた江南スタイルに対する頑なな無視だとか、紅白に韓流は出さないとか、女性を中心に強い支持があったにもかかわらず韓流ブームを終わらせようとした日本社会の、正体が見えない圧力の気持ち悪さは、すっごくよくわかる。「慰安婦」問題をやってて叩かれるのはもう慣れっこだけど、韓流スターを追いかけてて叩かれるなんて、ほんとにこの国は、いったいどうなっちゃったのだろう。この国の男たちに何が起きてるんだろう。本としては、ややまとまりがないのは事実だけど、この違和感や不安感を声にするというその行為で、北原さんはまさに重要な役割を果たしている。
    私はこの本を読みながら、アメリカのフェミニスト研究者、シンシア・エンローさんが語った言葉を思い出していた。社会を軍事化するには、男らしさと女らしさそれぞれに操作が必要だということ。「兵士には慰安婦が必要なことは誰にだってわかる。風俗をもっと活用すればいい」と言った橋下徹の発言は、韓流スターに熱くなっていた女性たちに水をかけることと対の関係にあったのだということがみえてくる。軍事化には、ある種の男らしさで規定されるセクシュアリティの特権化がともなう、と言い換えてもいいのかもしれない。もしかして後年ふりかえったときに重要な潮目の変化をしるしていたかもしれない時代の一側面に関する貴重な証言。これをきちんと受け止めて、いっそうの分析につなげていく必要を感じる。流れに掉さすために。

  • 韓流ってそうだったのかと思った☆

    そんな素敵に心躍るものだったのか。

    ウォン・ビンを追いかけてたときはあったが深みにははまらなかった。

    でもこの国のおんなたちが深みにはまったわけがこの本を読んで分かった。

    なんで何でも政治と結びつけるんだろう。
    日本と韓国の国の関係とわたしたちは無関係ではないけれど、でもそれだけじゃない。

    韓流をたたくひとたちの格好の餌食になってしまったみのりさんだけど、でもやっぱりこの本と女性たちの韓流には希望のほうがたくさんだ。

  • 一度目は読まずに返し、二度目の貸出で読了。
    一度目は、韓流を知らない人にはつまらない本だと、気が載る前に2週間が過ぎてしまいました。
    が、「ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと?」を読んだ後でこの本を読むと、実にスリリングでした。
    怖いです。この事実。
    女たちの嗜癖をバッシングする社会がすでにやってきているんですね。ヘイトされているのは韓流のみならず韓流好きな日本の女たちだった。
    おれたちの持ち物のはずの日本の女が「勝手に」韓国男にうつつを抜かすのは許さん、という心情が怖いです。「同胞人だろうと異邦人だろうと、自分の思うようにならない相手は許さん」という狭量が日本の国民性ということにならないよう、しっかりしなければと思いました。

  • 最近、注目の著者ってことで特に韓流には興味なかったものの読了。
    基本的には、雑誌?の掲載の再録本って感じ。基本的には対談形式で進んでいくので、ちょっとしんどかった。
    あとは、韓流にはまる人たちの日本男児批判とか日本批判もちょっとウザい。気持ちは分かるんだけど、何となくズレを感じる。私はぶっちゃけ自分もちょこ〜っと韓流にはまってた時期はあるものの、激ハマりしてる人を観るとちょっとキモいと思う。AKB48にハマる人のこともキモいと思ってるから一緒なんだけど。
    昔、声優のおっかけをしててガチのオタクだった私が言うのもどうかと思うが。
    韓流キモいって言う人のことを分析してるのはいいんだけど、受け入れてもらえない人の強がりにしか見えないから、あえてそこまで言わなくても良いのでは?って思う。だって、声優にハマってた私は絶対にキモかったと思うけど、受け入れてもらえなかったとしても、気にしないから。別次元で別次元のことを楽しんでるだけの話。攻撃する奴もどうかと思うがそこまで、深刻に考えんでもって思ってしまった。
    対談ではなく、著者が普通に書いてる文章は相変わらず面白い。
    「江南スタイル」が日本で流行らない理由に関しては・・・う〜ん。どうだろう?差別あるのかなぁ?私、その当時キューバにいて、流行まくってたけど、ドン引きしてた一人だから^^;
    例え日本にいたとしても、好きじゃないだろうし、日本で流行らなかったのは、見下してるっていうよりもただ単に良いと思われなかっただけだと思う。アメリカで流行ったから日本でも流行る!っていう風潮から脱した証拠じゃない?良いことじゃんって私は思いましたが^^;
    ただ単にAKB旋風に狂ってた日本においては外国の曲が全く輸入されなくなったとも感じられるけど。。。
    ある意味、面白い考察をしてるかな〜とは感じたけど。
    違和感も感じたかな?

  • 北原みのりさん。力を入れて、ちょっと躁気味で書いているのかな?

  • 韓流はエロ、女を自由に生きられる欲望のファンタジー。日本と日本の男が終わらせた。

    韓流の構造、日本女性のの反乱だったとは知りませんでした。

  • 本書では、韓流ブームに沿ったエッセイと対談を時系列で収録。あまりに面白かったため、一気に読了してしまった。
    「韓流=女の欲望」という著者がハマった、韓流の深い魅力や、日本女性にとってのその革命的意義が切々と語られている。また、女性の欲望への抑圧、差別、男女の断絶…韓流から見えてきた日本社会の一面を、著者は鋭くえぐりだす。
    韓流と「嫌韓」のジレンマで孤軍奮闘する著者が絞り出す言葉に、心が揺さぶられた。今の日本社会について深く考えらさせられる傑作。
    韓流ファンはもちろん、韓流に興味のなかった方にこそ、強くお薦めしたい。

  • 韓流はエロであるかどうか韓流に疎いので全くわからないけれども、バランスのよい寸法とボリュームでほどよく鍛えられた体の上に、可愛らしい顔が乗っているスポーツ選手が好きなのも、同じ理屈でエロなのだろうなという感想。差別について再び考えさせられる。何度でも考えるべきテーマ。どこにでもあるテーマ。

全9件中 1 - 9件を表示

さよなら、韓流を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

さよなら、韓流を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

さよなら、韓流を本棚に「積読」で登録しているひと

さよなら、韓流の作品紹介

韓流にはまりまくったせいで、日本に叩かれまくった女が、それでも書く。私たちはなぜこんなにも"韓流"を愛してしまったのか?韓流女の全記録。なかったことにはできない、女たちの欲望史。

さよなら、韓流はこんな本です

ツイートする