- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309021768
感想・レビュー・書評
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最初の方の文章がなんだか荒っぽくて、誰がどうしゃべっているのか分かりにくく、やはり本業じゃないからこんなものかと思って読んでいました。
話的には、ほのぼのひょうきんな人々の優しさや頑なさを紡いで行って、一つの物語にしたという印象でしょうか。ある意味分かりやすい。
読んで行くうちにだんだんと文章が纏まって行って、読みやすくなっていきます。あからさまに違うので最初の方書き直せばよかったのになんて思いました。
最後まで読むと題名の意味が染みてきます。境遇的に相当薄幸な家族の話なのですが読後感はほんわかです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みながら何度も泣きました。
喪った大切な人は、どれだけ時が経ってもやっぱり大切なんだよなぁ。
きっと空から見ててくれている。
でも悲しいだけじゃなく、優しく強い気持ちになれる小説。 -
2015.09.09.読了
とっても心温まるお話。
今読んで良かったのか、
良くなかったのか。
テツコさんも ギフも 岩井さんも
とても人間味の溢れる素敵な人たち。
重苦しい題材のはずだけど、
何があっても時間は過ぎて行って
段々色々な関係も変わっていく。 -
ドラマを先に見たのですが、一味違った良さがありました。原作に遊び心を加えたようなドラマでは登場人物たちが相手を思いやる姿に心があたたまり、小説を読むとあのセリフの裏にはこんな物語があったのかと納得。セットで大切にしたいと思える作品です。
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夫亡き後、二人で暮らすテツコと義父、そしてその周囲の人たちを主人公に進む8編の連作短編集。
テツコと義父、二人の距離感がなんとも言えず良い。作中通して漂うゆるく柔らかい空気も心地よく、温かい読後感。不器用な登場人物たちみんな愛おしい。 -
面白かったですよ。
何話かあるような小説です。全部繋がってます。ほのぼのしてます。
スピード感溢れる小説ではございませんが、優しい気持ちになれる本です。
本屋大賞ノミネート本です -
静かなお話、という読後感。
悲しみを共有し、ギフと共に生きている主人公。
前に進めて、良かった。
題名の意味が最後に分かるところが、
特に好きでした。 -
雰囲気とか空気を
楽しむ話なのかなぁという印象。
もちろんその中にも
いろいろな事情やら出来事やらがあって
考えさせられることもあるんだけど
読み終わってみるとそんな印象でした。
まだ自分が若いから
しっくりときていないところも
あるんだろうと思う。
ギフが良かった。
知らない間に脳内ではギフの台詞は
西村知道さんの声で再生されていました。
ギフだけ、音声つき。
普段こういうことは全然無いので少し驚き。