ほんとのこと言えば? ---佐野洋子対談集

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021829

感想・レビュー・書評

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  • 佐野洋子さんってこんなにサバサバした、人なんだと初めはびっくりしたけど、なかなかはっきりといろんなこと言う方で楽しかった。一人息子さんとの関係について、話していたところがとても興味深かった。母親の愛は難しいというような。

    息子さんが思春期に少しぐれてしまったようだが、佐野さんが、私は子を飲み込むくらいの母親だから、よくもあんな程度のぐれ具合で育って良かった。と言ってたところは忘れられない。

    阿川佐和子と石井桃子さんのすごさを話しているのが印象に残っている。

  • 佐野洋子さんが亡くなって、もう3年。あの震災を知らずに亡くなったのだ。
    佐野さんはいつでも、どんなときでも佐野さんで在り続けた。その潔さが、私にとってときに驚愕であったり、尊敬であったり、嫌悪であったりした。でも、佐野さんは変わることがない。亡くなった後でも・・・。
    タイトルどおり、正直に、ほんとうのことを言ってきた佐野さんが、相手にもそうすれば?というタイトルなのかもしれないが、応えるのはなかなか容易ではない。
    猫の話から女を語らせる小沢昭一さん、うまくかわしながら佐野さんの本音を引き出す河合隼雄先生はさすが。おすぎとピーコは、佐野さんに親しい存在なので、話は面白いかもしれないけど、やはり雑談以上ではない。
    岸田今日子さんは、母親としての佐野さんの、意外な面を引き出していて面白かった。

  • 隆慶一郎
    吉原ご免状
    捨て童子松平忠輝
    影武者徳川家康
    一夢庵風流記

    道の輩それがサンカ、旅芸人
    彼らのための自由の市
    吉原
    縁を切った場所、ゲットー、無縁、自由ただし自分の手だけがたより

  • 家族にもらった。谷川俊太郎ファンなのに佐野洋子著作は初かも。予備知識がなさ過ぎてキャラをつかみきれなかった。

著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家。ベストセラー『100万回生きたねこ』のほか『おじさんのかさ』、『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)など多数の絵本をのこした。
主なエッセイ集に、『私はそうは思わない』、『ふつうがえらい』、『シズコさん』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『死ぬ気まんまん』などがある。
2010年11月逝去。

「2021年 『佐野洋子とっておき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐野洋子の作品

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