ジャックを殺せ、

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著者 : 今村友紀
  • 河出書房新社 (2013年9月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022215

ジャックを殺せ、の感想・レビュー・書評

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  • 「そうでない場合もないわけではないーーと考えることも不可能であるとは限らない」
    「否定が重なるとややこしいわね」
    「そのくらいややこしい事態だってことをパフォーマティヴに言ったまでさ」

    「あなたの言い草は理解しようとしてできないことはないと私に思わせる要素を欠いているような気がするわ」
    「何もあんたまでパフォーマティヴに事態の複雑さを言明する必要はないも思うが」

    「そもそもこの世界に悪い冗談でないことなど何一つないのよ」

    「あなたは自分で自分を蔑んでいる。美しさというのは与えられた資質であるとは限らない…というよりそれは一つの決意であり主張なのよ。あなたは決意をしていないし主張もしていない。それが勿体ないと言っているの」

    「問題は美しいか否かではない…美しくあろうとするか否かなのだから」

    「さあーーすぐに自由にしてあげるからね。人は自分で自分を不自由にしてるのよ? だから私が自由にしてあげる。まずはこの腕から…ね? いち…にの…」

    「『待ちなさい』ですって? 何? 私に命令しようとしているの? あんたは私に命令するのね? ねぇあんた知らないの? 人間は生まれながらにして平等であって誰も誰にも服従しないし服従させることもできないのよ。そんなこと三百年前にルソーだか誰だかが言っているじゃない」

    「私の言うこと分かるわよね? あんたは糞であり肉でありモノなのよ。それがあんたなのか人間なのかーーそれとも煙か土か食い物かなんてことはどうでもいいの。」

  • 図書館で借りる。
    紹介文に惹かれて読んでみるが、残念ながら理解不十分で楽しめなかった。
    まるで哲学書を読んでいるようで、自分の不勉強を悔やむ。

  • 表紙のイラストのかっこよさと
    帯の「絶賛」の文字に惹かれて
    手に取ったものの
    …この独特な世界に入っていけず
    難解でした

  • 私には合わない。
    独特の文体と特異な世界。
    これをどう評すべきか。
    こういうものを「ブンガク」として良しとするならば、どうも私とそれは相性が悪いようだ。

    読点を排した文体。一文が長い。
    これに関しては思いのほか、読みにくいとは思わなかったが、それよりも読みにくくて仕方のなかったのが、多すぎるカタカナ、アルファベット、ブランド名。
    「で?」このブランド名の羅列はなんですか。
    刺すような言葉を言いたくなる。

    次に、幾度か描かれるレズビアンの性行為。
    おそらく、自分と他者という関係において自らの存在、また他者の存在を感じうる行為であるのに、なぜかその他者を感じなくなってくる、ということを表現したいのだろうが、サービスカットにしか思えない。
    レズビアン「が」不快なのではなくて、無駄に紙面を割かれているのが不快だ。

    村上龍氏、嶽本野ばら氏の影響があるように感じるが、それは別にいい。
    ただ、私はこの二方の文章がどうにも合わなくて批判を承知でいえば、つまらん、と感じてしまう。
    つまりその流れを引っ張る著者の作品もやはり、同じような感想になってしまうのだ。
    そしてあまりのつまらなさに禁忌を犯してしまった。
    その禁忌とは最後の頁を開くこと。
    結末がそれなりなら面白いとも言えようが、後ろをめくってもやはり心が躍らない。
    一応、最後まで、読み終えたが。

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