神様の値段: 戦力外捜査官2

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022291

感想・レビュー・書評

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  • 通常エスカレートはずが、どんどんグレードダウンしていくという、不可解な連続放火事件。
    長期化の気配がする中、設楽と海月は捜査から外される。

    人の記憶に残らないことが大切な公安でありながら、変わった特技を持つ三浦がおもしろかった。
    また登場してほしいキャラ。

    海月のドジっ子ぶりと有能な一面のギャップがおもしろかったが、今回はそのあたりの描写が少なめ。
    事件の中で、多くのふつうの人々がどのように動いたのかを描く、複数視点のドタバタもの。

    宗教にハマった人間の怖さは、リアル。

    妹の身におきたことは、軽いタッチの作風の中でやや浮き気味。
    かなり重たいできごとなのに、解放後の苦悩も少なく、引っかかるエピソード。

  • 普通の若者がカルト宗教にのめり込んでいく過程が描かれていて、なるほどと思った。教祖、許せない。妹は最終的に目を覚ましてよかったけれど、彼女の心の傷を思うとやりきれない。今も、これからも、こういう宗教は存在するんだろう。
    ドジっ娘警部の相棒を冷静に努める、設楽くんのキャラクターが好き。二作目にして、少しチームワークが出てきたような。

  • 『新興宗教団体の無差別テロに挑む戦力外捜査官』

    前作と比べて、一段とスケールアップ!ずっこけ二人組が単独で新興宗教団体の施設に潜り込み、妹の救助と無差別テロの阻止を試みるが…本作もぶっ飛んだ二人の活躍に、一気読みでした!

  • 1巻目よりマシ、程度/ 1巻もそうだけど、あらゆる事が偶然に頼りすぎている/ 内通者が奥多摩の施設にいなかったら? 幹部が仲間割れしなかったら? /ミステリとして評価出来るような小説ではない/ 

  • 1作目は、キャラ的に緩すぎるかなと思ったけど、シリーズものはとりあえず全部読んでみる派なので、この2作目。思ったより緊迫感があって楽しめました。

  • キャラものっぽい雰囲気なのに、内容は分厚い。カルト思考がとてもリアル。あぁ人はこうやってハマっていくのかと納得してしまった

  • 今年の新大学生は悲惨だったと思う
    リモートばかりで同級生にも会えず、一人不慣れな
    ネット環境と格闘してレポート提出
    だれがこの様な人間不在に世界に住みたいものか

    大学デビューは田舎者には難問で、友達との距離感
    もつかめず、サークルに入らないとあっという間に
    孤独の世界だが、そこに宗教・カルト信者から優し
    い誘いの手をもらうとどうなるか
    自分を歓迎してくれる仲間・共通の(信仰)話題・
    (教義を)知っている優越感・信じた事にまい進を
    する時間、それらを失いたくない為に信者はカルト
    を抜けられない
    あのオ〇〇信者も何時までも固まり合っていた

    ああ、暗黒の大学生活を思い出してきた(/・ω・)/

  • 第二段もまっとうな王道の展開で、ふつうに楽しかった。

  • シリーズ第2弾。
    とぼけた様子の主人公(キャリア刑事)にふりまわされる刑事。
    今回は連続放火事件と新興宗教のお話。
    出だしの構成がおもしろくて最後まで一気読みできる。
    主人公のするどい感覚も一作目よりUPしたのでおもしろかった。

  • 設楽さんと千波ちゃん、刑事部長は相変わらず面白いが、私は公安の三浦さんのファンになりました。意地悪というか、お堅いというか、あまりいいイメージのない公安捜査官だけど、三浦さんみたいな編み物得意で複数の声音を使い分ける捜査官がいても面白いかも〜

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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