未刊行小説集 (いとうせいこうレトロスペクティブ)

  • 河出書房新社
2.45
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本棚登録 : 68
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022475

感想・レビュー・書評

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  • 一部複雑難解な表現あり。
    いくつかの映画をモチーフにした作品はついていけなかった。その映画が大好きで繰り返し細部まで見ている人なら楽しめるのかもしれない。

    何かしらのインプットされる情報があって、
    自分の中で解釈、追加想像した物語をアウトプットしてしまうと元の出来事は忘れてしまうのかもしれないと思う。
    日記をつけてしまうと逆に思い出せないで出来事もある。
    歌を忘れてカナリアにが一番長編で読みやすかった。
    物語の中の物語に入り込んで人の正気を惑わせる不思議な魅力がスペインにはあると思う。

    ラストのライカ犬の話は割と良く使われるモチーフかなと思うが、荒ぶる性格というイメージはなかった。

    13日の金曜日というキーワードでヒットした本。

著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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