いい感じの石ころを拾いに

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著者 : 宮田珠己
  • 河出書房新社 (2014年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022918

いい感じの石ころを拾いにの感想・レビュー・書評

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  • 困窮してる生活の為に
    「石よ、金になれ!」
    と、必死で川原を捜し回っても
    (あ~、やっぱり。そう簡単にはね…。)
    案の定、値がつかぬ石にがっくり肩を落とす
    つげ義晴の『無能の人』を見て
    なんともやりきれない気持になったものだ。

    この本を手にした時、
    (紹介されているのは、その、”やりきれない石達”なのかな…。)
    と、ちょっとどきどきした。

    が、その心配は無かった。

    値がつく、とかつかない、じゃなく
    無数の石の中から、
    自分と気の合いそうな石と出会いたいな~、
    という、伴侶を求める気持で石探しをする著者の元へは
    たくさんの花嫁候補が(我も我も。)と、挙手をする。(笑

    もしかすると、自己満足的な本なのかも知れないが、
    著者のまっすぐな石への愛には大変好感が持てたし、そのコレクションもなかなかのもの。

    と、同時に風景石や水石など、本当に珍しい石をも目にできて面白かった。

  • タマキングが語るとなれば「岩石」でも「鉱物」でもなく「石ころ」となるのは当然だろう。それも、収集とか分類・展示とか研究なんてめんどくさいことはせず「拾う」だけというのも「あたりまえ」だろう。
    ただ、今回の誤算はカラー写真たっぷりの豪華な作りに押されてかどうか知らないが、タマキング節がやや控えめなことかもしれない。

  • だいたい共感できないことが多い宮田さんの好きなこと中では石拾いは楽しそうだなーって思った。
    私なら文鎮に使えるような黒くて丸いすべすべした石を選ぶと思う。

  • 子供の頃、当時高校生だった姉がエジプト展のお土産だと言ってまさにいい感じの石ころを買ってきてくれたことがある。「ショップで一番握り心地の良かったやつだから!」と言い放った時のドヤ顔と(石かよ…確かに握り心地は良いけど石かよ…)と心の中でツッコミを入れたことは今でもはっきりと覚えている。今も昔もいい感じの石ころには人の心を惹きつける何かがあるのかもしれない。
    もし自分が実際にいい感じの石ころを拾いに行くなら北日本の日本海側に行ってみようと思う。本書では実際に行ってはいないがナミビアも面白そう。

  • 石ガールて何

  • 子供のころ、道ばたに落ちている石を拾って、おっ、この石なかなかイイ感じだなと心惹かれ、ポケットに入れて帰ったことはありませんか?ボクはあります。そのころの気分は、大人になったいまも心のどこかに残っていて、そこらに落ちているなんでもない石ころを集めてみようかなぁなんて、心密かにたくらんでおりました。そんな折、志を同じくするちょうどイイ感じの本があったので読んでみました。
    著者もそこらにただ落ちている石ころに魅力を感じて、ただ石ころを拾うためだけに、日本各地の川や海に出かけておられます。珍しい石や、鉱石収集とかいうのではなく、器に例えるなら、柿右衛門やマイセンでなく、普段使いのものの中に美を見出した柳宗悦のごとく、無価値な石ころにワビサビを求めようとしておられました。んが、なんとなく踏み込んだ石の世界のようでありましたが、石はいまちょっとしたブームのようで、森ガール、山ガールならぬ、石ガールなんて女子まで存在する始末。著者は高値で売買される石にも徐々に心奪われていきます。それは、本来の道筋を逸脱し、人としての生きざまにもかかわることのように思えますが、石の世界を知れば知るほど、著者の気持ちは情けないくらいにグラグラ揺れ続けるのでありました。
    そんなこんなで、ボクも本書を読んで刺激され、イイ感じの石ころがあれば、拾って集めてみようかなぁなんて思いが再びフツフツと湧き上がり、闘志に火がつきメラメラ燃え上がってしまいました。なんてたって、石ころにはロマンがありますもんネ。ところが、あらためて気づいたのですが、町中に石は落ちていないのです。道はすべてアスファルトで舗装され、川岸はコンクリートで塗り固められ、石ころがひっそり暮らす場所なんて、いつの間にか都会から消えてしまっていたのです。びっくりです。ボクがいま石ころ以外に心惹かれるものとして苔があるのですが、苔はまだ町のあちこちで見かけることがあります。しかし、石ころが落ちていないなんて・・・。ときどき駐車場に砂利が敷かれているのを目にしますが、あれはあくまで砂利であって、石ころとは区別したいところです。砂利にロマンは感じられません。やっぱ、イイ感じの石ころを拾い集めるには、山や川、海辺を探索しなければならないのかなぁ。都会の石ころに明日はなさそうなので、また山歩きを再開するとしよう。山に行けば川もある。山も川もあるということは、山ガールもいれば、石ガールもいるかもしれない。なんだかロマンの気配がする・・・かも。


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • ガールって年ではないけれど、にわか石ガールです
    で、この「なんかいい感じの石ころ」ですが
    ……わかるような、わからないような
    奇岩ガールの星座石はかわいい
    ……

    探していた蛇紋岩が落ちているものだと知り、勉強になりました

  • 風景石
    薬石
    錦石
    水石 などなど
    私も宮崎海岸でヒスイではないかと拾った石を車に乗せている。家にも気に入ったなんでもない石を玄関に置いてある。

    ペットが飼われる前から石は人のペットの役割を担っていたんだろうか。めでて良し、触って良し、危険な状況に陥った時は投げて良し。
    でも昔の人は あんまり石を拾ってくるなとも言ってたような… なにかがやどってるとか… 確かに賽ノ河原の話もあるしなぁ…。

  • 2014.7.27

  • 私も石は好きで、きっと著者の言う「いい感じの」っていう意味がなんとなくわかる。
    見たり触ったり飾っておくと精神の深みが癒される感じ。
    私のおなじみスポットも掲載されてて石拾い仲間が増えたらどうしょうと落ちつかない

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