本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022970

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「メンクイ」です。
    といっても「麺食い」のほう。
    だけどラーメンは苦手……。中華そば系はだいじょうぶ。インスタントは袋もカップもあまり食べないけど大好きなモノもあり。

    前作「お肉」と同じパターンの書き出しでごめんなさい>河出書房様。

    でも中華(シナ)そばやインスタントについて書いている作家さんが多くて「お肉」の時より疎外感減♪
    おいしい思い出だけでなく不味かった思い出を書いておられる方も多くて、また読み物としてはそちらのほうがかなり面白い。肩を落とした哀愁漂う背中が見えるよう。

    宮沢章夫さん「度を越す人」には共感。
    遠くなったお気に入りのお店。あれこれ食べたいんですよね。
    食べたいと思ったのは馳星周さんの「トルコ風ラーメン」。
    なにこれおいしそう~!トルコ料理好きなので興味津々。
    一番笑ったのは久住昌之さん「悪魔のマダム」。
    あるある!こんなアヤシイお店!!
    いるいる!こんな悪魔のマダム!!

    • vilureefさん
      おお!そうですそうです、豆料理。
      良く出てきましたよー、豆料理。
      グリンピースをドーンと煮たものとか、インゲンをまたまたドーンと炒めた(...
      おお!そうですそうです、豆料理。
      良く出てきましたよー、豆料理。
      グリンピースをドーンと煮たものとか、インゲンをまたまたドーンと炒めた(?)ものとか。
      これがメインの日だと結構きつかったなぁ(>_<)
      ギリシャもヨーグルト有名ですものね。
      共通点は沢山あるんでしょうね(*^_^*)

      「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」、見たような遠い記憶が・・・。
      どたばたコメディですよね?
      アメリカ映画のどたばたコメディ結構好きです。
      久々に見たくなったな♪

      ああ、そうそうラーメン。
      江国さんてカップ麺も食べちゃうんですね。
      広尾辺りで高級食材を買っているイメージもありますが、幅広いですね(笑)
      阪神ファンだったり、ヘビースモーカーだったりと作品とのギャップが面白い作家さんですよね。
      2014/10/22
    • 九月猫さん
      vilureefさん、こんばんは♪

      あ、やっぱりギリシャ料理でも豆をよく使うんですね!
      豆……緑色の豆類は好きなのですが、それ以外は...
      vilureefさん、こんばんは♪

      あ、やっぱりギリシャ料理でも豆をよく使うんですね!
      豆……緑色の豆類は好きなのですが、それ以外はちょっと苦手なので、ひよこ豆とかレンズ豆とかがドーーンと出たら顔がひきつるかも(笑)

      江國さんのカップ麺のお話は「やわらかなレタス」に収録されている「最近の至福」です。
      実はvilureefさんのレビューで「やわらかなレタス」買ったんですよ~(´ω`*)
      買うと積んじゃう悪い癖でまだ読んでいませんが←だめじゃん(ノД`)・゜・。
      2014/10/23
    • vilureefさん
      「やわらかなレタス」に出てくるラーメン・・・
      「やわらかなレタス」に出てくるラーメン・・・
      「やわらかなレタス」に出てくるラーメン・・・...
      「やわらかなレタス」に出てくるラーメン・・・
      「やわらかなレタス」に出てくるラーメン・・・
      「やわらかなレタス」に出てくるラーメン・・・
      やばい!全然覚えていない(^_^;)
      三回唱えても何も出て来ない!!

      なぬっ、私のレビューで九月猫さんが「やわらかなレタス」を買ったとな?
      自分のレビューを読んでみる・・・。
      ちーん(-"-)
      短っ!!これじゃ何にも分からん。

      最近ブクログのレビューがどんど長くなっているのを反省していたのですが、反省やめます!
      ちゃーんと書いておかないと忘れちゃいますね・・・(笑)

      失礼しました。

      2014/10/24
  • 33人のラーメン愛。多くは文学関係者。雑誌や本で過去に発表したものを集めている。年齢はかなり幅がある。

    千葉雅也氏のがあったので読んでみた。
    「タナトスのラーメン きじょっぱいということ」群像2014.4月号
    これは、題名を読んだだけでピンときた。千葉氏と同郷・北関東人なので、その”きじょっぱい”味が体でわかる。・・しょっぱい味への憧憬が哲学的表現で書かれている。ラーメンだけで、これだけ生地に対する思考を吐き出す、恐れ入りました。

     旨みのハーモニーはどうでもよい。きじょっぱいだけであるもの、きじょっぱさによる痛打。きじょっぱさの海に、たおし落とされたいのだ。・・きじょっぱさという質は、ぼくの生地である北関東に連合されている。単純に鋭角なるきじょっぱさは、僕の十八歳までの日々を、まさしく塩漬けにしている。
     ・・帰省する新幹線で・・大宮から乗ってきた中年男性が、満員の車内を見るや否や「だーめだ」と尻上がりに吐き捨てる。鼻をかんだティッシュでも放り投げるようなその「だ」の諦念は、深さにおいて東北の地霊に完敗しており、速度において首都を羨望するしかない北関東の中途半端さ、それゆえの消極性が、僕においても塩漬けになっていることをただちに意識させたのだった。
     きじょっぱいラーメンのスープを舌頭でループさせて僕は、塩漬けにされた「あの頃の理想の破片」を、僕自身のなかに吐き捨てるーーや否や、啜り直すのでありそしてふたたび、塩漬けにするのだ。

    千葉雅也:1978年 宇都宮生まれ

    2014.6.30初版 図書館

  • 夜中に読んではダメな本。
    あーーー、ラーメン食べたい。
    こんな時食べたいラーメンって、
    何故かこってり天下一品なんだよなぁ。

    私にとっての思い出のラーメンは京都の第一旭。
    ラーメンって誰の人生にも寄り添っている気がする。
    ラーメン嫌いな人をあまり知らないし、
    外食で何を食べるか迷ったらラーメン食べてしまう。
    あーーー、ラーメン食べたい。

  • ラーメンがもともとすごく好きってわけじゃない。
    だから、あまりここに食べに行きたい!!とかにはならなかった。

  • およそアンソロジーというのは、巻頭作が肝心だろう。「ラーメン」の最初の一篇はシーナ隊長で、これはマコトにふさわしい人選だなあと嬉しくなってしまった。

    カレーライスが結局は「家庭の味」であるのに対して、ラーメンはどうしたって「お店の味」だ。だから、ラーメンについて語ると「どこのがうまいか」という話が多くなるのも当然だろう。その裏返しで「期待したのにガッカリ」というのもよくあって、椎名さんのはその系列。状況としては、これはもううまいラーメンがでてくるしかない!というところで、隊長の前に現れたのは「空腹をただ一つの味方にするしかない」というしろもの。いやはや。

    載ってたらいいなと思ってた小池さんがちゃんとあって、これまた嬉しい。Qちゃんを久しぶりに見て懐かしかった-。ラーメンといえば小池さんだよね。「ずるずるラーメン」というタイトルも小池さんにぴったりだ。

  • 沢山の小説家による、ラーメンにまつわるエッセイ?集。
    ほっこりするものからナニコレ?なものまで。町田康さんのは恐怖すら感じるよく分からなさ。

    同じテーマで書いてもこんなにも十人十色なのかというのは面白い。

  • ふふふ、ラーメン、食べたくなっちゃいますねw
    森下典子さんが「わが家の『ハウス・ラーメン』は、<サッポロ一番 みそラーメン>」と書かれていましたが、私の実家の『ハウス・ラーメン』は、昔は<サッポロ一番 塩らーめん>でした・・・その後、<中華三昧>シリーズになっちゃいましたけどww
    馳星周さんの行きつけのお店の「トルコ風ラーメン」が、めちゃめちゃ食べたいですっ!!!

  • ラーメンに纏わる短編集。
    各々作家さんの美味しいラーメンを語るものかと思っていたら、不味いラーメンをひたすら語るものも多く、少しがっかり。
    沢木耕太郎さんの「仏陀のラーメン」
    江國香織さんの「最近の至福」
    は、文章も綺麗だし前向きで好きでした。

  • 読みやすくて、ラーメン食べたくなります。

  • ラーメンにまつわる新旧取り揃えた作家のエッセイ。まずかった!やられた!から、子供の時の思い出から、いま(作者的に)ハマってる一品までさまざま。一番食べてみたいのは馳星周のトルコ風ラーメン。一番ガッカリが伝わってきたのが椎名誠。店に入るのが「挿入」とかこれがアラーキー節か!と思ったのがアラーキー。小津監督を畏怖しつついけすかないとこも描かれた短編映画のような池辺良。学者エッセイ風に寄せてきたのかな、千葉雅也。ラーメン女子増加へ布教を怠らない島本理生。ラーメン大好き小池さんに奥さんいたんだ!と思った藤子不二雄。あたりが、印象に

全54件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椎名誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×