伏木商店街の不思議

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著者 : 太田忠司
  • 河出書房新社 (2015年7月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309023922

伏木商店街の不思議の感想・レビュー・書評

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  • ミステリー、ファンタジー、ぞくっとするものありのショートショート31編。

    しみじみ、ほっこりで好きなお話をいくつか。
    #星見る頃 
    転校してしまう友達と見たプラネタリウム。
    離ればなれになっても、星はいつも空にある。
    同じ星を見れば、心は通う。
    きっと、また会えるよ。

    #パワーマンタン
    それを飲むと勇気百倍のヒーローになれるという薬を買いに来た少年と、薬局のおじさんの物語。
    私も幼い頃、ポパイのほうれん草が欲しくてたまらなかったっけ。
    いや、今でも欲しい…。

    #兎と江戸撫子
    あつらえた留袖の紋が違うと言い続ける病床の母。
    嫁ぐことで人生が大きく変わる女性の想いが伝わって切なかった。

    #写っている人
    「これと同じ写真を撮ってください。」
    それはセピア色に色あせた軍服姿の若い男性の写真だった。
    ちょっと「ドラえもん」っぽくて好き。

    #アドバイザー
    何をやっても長続きしない大学生が、叔父の八百屋さんを手伝っていたら、
    男の子がいきなり店先のキュウリを食べだした!
    誰かのなにげない一言が、自信につながることってある。

    #一冊のサイン本
    デビュー作の本を探しに来たという女性。
    書店主がサインを求めても、なぜか頑なに拒む。
    これはもう、本好きにはたまらない。

    #思い出のメンチボール
    子供のころに食べたメンチボールは、
    そのお肉屋さんの看板娘に抱いた淡い恋心の味。
    これが一番好き。むふふってなります。

    どこかにこんな商店街があったらいいのに…。
    昼はシャッター通りでも、夜になると秘密の扉が開いたりして。

  • ほかの方のレビュー読んでみて気になったので読みました。
    大正解!

    ちょっと不思議な商店街のお話、たくさん。31ものショートストーリーが大きな一つになります。

    ひとつひとつは短いので通勤にぴったりで、短いのにほんわかしたり、じんわり来たり、ぞくっとしたり。
    読んでよかった1冊です。

    伏木商店街(ふしき 商店街)とわりと最後の方までそう思いこんでいたので、余計に最後にああ!となりました。

  • 【あらすじ】
    伏木商店街は一見、どこの街にもあるような駅前の商店街。でも、おいしい洋食屋や、腕のいい靴屋にまじって、特別仕上げで運気アップのクリーニング屋(「クリーニングの柴田」)や、持ち主がいなくなった“時”を預かる時計屋(「間下時計舗」)、思い出が蘇るメンチボールを揚げる肉屋(「塚田精肉店」)もあるし、倦怠期の夫婦が仲直りするオツな映画館もある(「シネマエウレカ」)。看板犬ならぬ、看板怪獣だっている(「三ツ谷煙草店」)。迷いこんだら抜けられない、魅惑の商店街にようこそ―。星新一を継ぐショートショートの名手が贈る31の物語。

    【感想】

  • 伏木商店街は一見、どこの街にもあるような駅前の商店街。でも、おいしい洋食屋や、腕のいい靴屋にまじって、特別仕上げで運気アップのクリーニング屋(「クリーニングの柴田」)や、持ち主がいなくなった“時”を預かる時計屋(「間下時計舗」)、思い出が蘇るメンチボールを揚げる肉屋(「塚田精肉店」)もあるし、倦怠期の夫婦が仲直りするオツな映画館もある(「シネマエウレカ」)。看板犬ならぬ、看板怪獣だっている(「三ツ谷煙草店」)。迷いこんだら抜けられない、魅惑の商店街にようこそ―。

  • なわてことない話ばかりの超短編集。

  • とある町のとある商店街を中心にした短編集。魚屋や花屋、八百屋にクリーニング屋さまざまなお店があり、そこの少し不思議なお話だった。



    鯛のような魚の刺身をうまいといって好んで食べる夫。妻はそれほど美味くないと思っているが、夫が好むので買ってくる。その魚の秘密とは―

    オーダーメイドのスーツを汚してしまった男が、クリーニング屋にスーツを出すと店主が言う「このスーツは運気が悪い」と。運気を上げるため、仕上げを頼んだ男は―



    何というか、世にも奇妙な物語的なお話が多かった。ちょっとゾクッとするというか。だが、ひとつひとつの話が短いし、商店街という繋がりだけでサクサク読める。
    電車通勤なんてしたことないけど、電車通勤中に読むのにちょうどいい長さじゃないかな。


    商店街いいな。肉屋のお惣菜おいしそうだなとは思ったが、この商店街は少し怖いから行きたくないな…


    2017.2.12 読了

  • 一つの商店街の話だから、ちらっとでも前の話の人が出てきたりするのかと思ったらそういう事でもなく。ほぼ全てが個々の独立した話で肩透かしを食らった。関係があるとしても最後三話くらいで、突然出てきたお稲荷様信仰と言われても、取ってつけて終わらせた感が否めない。話も少し不思議で温かい話なのかな?と思って読んでみたらこれってホラー?な話が多かった。 読めなくはないが、面白くはない。

  • 伏木商店街に連なる31のお店のショートショート。不思議な話、怖い話、クスッとする話、ちょっといい話・・・いろいろな風味のお話があって、面白かった。

  • 短編集。
    面白い、悲しい、こわい、不思議等々あらゆる方面に書かれた短編集。
    こんな全てが揃った商店街に通ってたら疲れちゃいそう。
    普通に面白かった。

  • ショート・ショート。
    ファンタジーっぽい作品が多い印象。
    各作品、余韻が残る感じなので、一気に読むより少しずつ読むのが良さそう。

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